精子量は通常の6倍…31歳ヤリチン男がセフレと不妊検査を受けにいった話
現在、記者には4年付き合っている彼女がいるが、3年半ほどセックスレス。セックス相手は基本的にレギュラーメンバーのセフレ3人(26歳看護師、41歳会社経営者、33歳ホットヨガインストラクター)に加え、銀座の低価格均一バーやTinderで知り合った女性とのワンナイトで済ませている。
そんな記者が不妊検査を受けることとなったのは、7月のある夜、ホテルバリアン東新宿店で26歳看護師エリカに言われたこんな一言がきっかけだった。
「ねえねえ、ヨシちゃん(記者)って、他のコともいっつも生でしてるの? なのに今まで一回も妊娠してないの?それっておかしくない?もしかして、無精子なのかもね」
あまり大きな声では言えないが、記者は基本的にゴムは着けない。にもかかわらず、今まで大きなトラブルになったことが一度もないのは、エリカの言うとおり確かにおかしい。
ここでふと自分の将来を考えた時、将来自分は女性を妊娠させられるのか疑問に思った。
一般に、不妊検査と言えば女性が受けるイメージが強いが、実は不妊の原因の約2割は男性側にあるという。
ならば、当然これは他人事ではない。
そこで、セフレの看護師エリカの提案で、記者は自らの精子量を測るべく、不妊検査に行ってみることにしたのだ。
ネットで調べた結果、オフィス街として知られる山手線某駅前のクリニックが男性だけでも不妊検査を受けられることがわかった。早速電話をかける。
「はい××クリニックです」
「すみません、不妊検査を受けたいのですが」
「パートナー様とお二人で受けるということでよろしいでしょうか?」
「いえ、男性の私だけで受けたいのですが」
「……かしこまりました。では、予約しますのでご希望日をお伝えください」
(予約希望日を伝える)
「それでは、正確な検査結果を出すために、今日から5日間、禁欲生活を続けるようお願いいたします」
「禁欲っていうのは、射精とかお酒とかそういうのをやめるってことですか?」
「お酒は大丈夫です。射精行為についてだけ控えるようお願いいたします」(淡々とした口調)
「わかりました」
こうして、5日間オナ禁生活に突入。自宅でオナニーをしたくなったら、渋谷や通っているジムなど公共の場に出かけ、オナニーできない環境に身を置いてなんとか耐え抜いた。
当日、受付で試験管のような筒を渡され、こちらに精子を入れるように指示をされた。たしか、どこかの雑誌で見たときは、不妊検査クリニックではAVが何本か置かれたヌキ専用の部屋があったが、こちらのクリニックではどこか外のトイレの個室で適当にヌイてこいということらしい。
ふと待合室を見ると、記者以外は全員女性で30代前後が目立つ。今日は平日。みな仕事の合間に不妊治療に来ているのだろう。
「筒を持ってくる際は精液を冷やさないよう、パンツの下など体温で暖められる身体の一部に忍ばせて受付までお持ちください」
どうやら、精液は麻薬のように丁寧な扱いが求められるらしい。同じビル一階のトイレに駆け込み、Google Chromeにブックマークしていた周防ゆきこの童貞卒業モノ作品でわずか30秒ほどであっさり射精。筒の中に精子が1センチほど貯まった。
よし、これで検査のための役者は揃った。
5日間はオナ禁せよ
精液は麻薬のように丁寧な扱いが求められる
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