高橋一生の私服は本当に「ダサい」のか? スタイリストやファッション関係者の意見は…
俳優・高橋一生(37)の熱愛が『FLASH』でスクープされた。お相手の女性は15歳年下の女優・森川葵(22)と見られているが、いま別の側面から注目されているのが高橋の私服姿。キャスケットにレザージャケット、ゆるめのパンツにウォレットチェーンという装いだ。しかし、ネット上では「ダサい」と話題になっている。特に女性から指摘が多かったのがレザージャケットと、それに合わせたウォレットチェーン。
「そもそも、なぜチェーンを付けているのか意味がわからない」(20代・派遣)
「とんがり靴と同じぐらい謎のアイテム」(20代・受付事務)
「レザージャケット……なんか違うような」(30代・保育士)
「30代でウォレットチェーンは痛い」(30代・広告関係)
では、実際のところどうなのだろうか。今回はスタイリストやアパレル関係者、ファッションライターなど、その道のプロに話を聞いてみた。
「相当お洒落には敏感で、服の歴史背景などしっかりした知識を持っている方だと思います」
こう話すのは元『men’s egg』のカリスマモデルで、ファッションセンスや洋服に対する造詣の深さから男女を問わずに絶大な支持を受けていた今井諒氏。現在はオリジナルブランドを展開しながらアパレルショップを運営している。
高橋一生の私服って本当にダサいの? ファッション関係者に聞いてみたところ…
「Wのライダースに大振りのキャスケット、ワイドシルエットのトラウザーとモノトーンが続きますが、裾からチラッとのぞかせているのはデニムジャケットですかね。各アイテムのマッチングはもちろん、スタイリングのアクセントカラーとしても活きてます」 ネット上には「30代っぽくない」との声もあるが……。 「若い子だと、細めのスキニーパンツとかにしてしまうところを、太めのパンツで着崩しているのがこなれた雰囲気。“大人の男”をしっかりと演出されていますね」 では、多くのひとから指摘が相次いでいる“ウォレットチェーン”はどうなのか。 「たしかに、一点残念なところがウォレットチェーン。長めのボールチェーンはパンクロックな印象が強く、ここだけ“若い”イメージが強調されてしまいます。細めで短い喜平チェーンなどに代えたら、より一層、年相応のコーディネートになるのではないでしょうか」 続いて、雑誌や広告を中心に、メンズ&レディースの両方で活動するスタイリストの吉田圭佑氏の意見だ。 「レザージャケットは、恐らく『ルイスレザーズ』のアイテムだと思いますが、ポール・マッカートニーなどのミュージシャンが愛用しているブランドです。ウォレットチェーンを合わせることは、ロックやバイカーテイストなファッションのセオリーに則っていますし、おかしなチョイスではない。とはいえ、女性のなかには苦手なひとが多いことも事実ですよね。ジャラジャラしたものだと子どもっぽく見えるそうです。僕も奥さんからは禁止令が出されたほどなので(笑)」 苦手な層もいることは確かだが、ファッション的な観点では、高橋一生のスタイルは決して「ダサい」わけではない。ここまで騒がれているのはなにが問題なのか? 「どちらかといえば、イメージの問題なのではないでしょうか。高橋さんは自然体で優しい雰囲気の俳優です。ハードなファッションなので、たとえば、湘南乃風のレッドライスさんとかお笑い芸人のケンコバさんなど、男らしいイメージの方であればなにも言われなかったはず」
1
2
明治大学商学部卒業後、金融機関を経て、渋谷系ファッション雑誌『men’s egg』編集部員に。その後はフリーランスとして様々な雑誌や書籍・ムック・Webメディアで経験を積み、現在は紙・Webを問わない“二刀流”の編集記者。若者カルチャーから社会問題、芸能人などのエンタメ系まで幅広く取材する。X(旧Twitter):@FujiiAtsutoshi
記事一覧へ
記事一覧へ
この記者は、他にもこんな記事を書いています
ハッシュタグ
日刊SPA!の人気連載