更新日:2018年06月06日 20:17

ビットコイン投資 大図鑑25 キャッシュ

 仮想通貨は日々増殖している。世界中で仮想通貨を発行して資金調達を行う「ICO」が実施されているためだ。一体、どのコインがさらなる成長余力を秘めているのか? 主要コインを徹底研究! QASH

キャッシュ(QASH)

世界中の仮想通貨取引の統合を目指す日本発のプロジェクト 公開日 ’17年10月 発行量上限 10億QASH ’17年上昇率 65% 過去最高値 260円 直近価格 75円 ※直近価格は3月10日時点

目指すのは仮想通貨の流動性確保 世界規模の大変動をもたらすか?

 QASHは日本の仮想通貨取引所「QUOINEX」を運営するQUOINE社によって発行されたトークン。’17年11月6日から3日間のICOが実際されると、わずか1日で目標額(約70億円)を調達。最終的に120億円以上の資金調達に成功した。  そこで得た資金は次世代の仮想通貨取引のプラットフォーム「LIQUID」の開発に充てられている。このLIQUIDが目指すのは仮想通貨に流動性を持たせること。LIQUIDのプラットフォームである「ワールドブック」では世界中の取引所の価格を集約してユーザーが選択した法定通貨で注文を入れられるようになり、グローバルでボーダーレスな仮想通貨取引が実現される見込み。  その実現に向けて香港の大手仮想通貨取引所Bitfinexは「LIQUID」を技術的に支援。世界最大の取引高を誇る取引所Binanceとも戦略的パートナーシップを結んでいる。’18年第2四半期から、公式LIQUIDプラットフォームの運営を開始する予定。  なお、QASHはイーサリアムベースのトークンだが、’19年には独自のブロックチェーンへの移行を予定だ。 ●ICOとしてアジア最大級となる120億円を調達 ●世界の取引所を統合する「LIQUID」に期待あり ●「QASH」はすでに海外取引所でも売買可能 ― メジャー仮想通貨大図鑑 ―
おすすめ記事