近年、よく聞くようになったワード“パリピ”。しかし、彼らがいったい何者なのかを正確に答えられる人は、意外と少ないのではないだろうか? そんな未知の存在であるパリピの生態を徹底調査してみた。
これでパリピとも会話が可能!? JD社長が解説!
「自分のことをパリピだと思う」男女200人に、「よく使うパリピ用語」をアンケートを実施。ランクインした言葉について、若者文化に詳しい“女子大生社長”の椎木里佳さんに解説してもらった。
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<パリピがよく使うワードランキング>※複数回答可
1位 ウェイ(うぇーい) 149票
「盛り上がっているときに言う『ウェーイ!』と、短い『ウェイ』の2通りあります。パリピでなくても賑やかなグループを指して『あのサークル、“ウェイ”だよね』と使いますね」
2位 卍(まじ卍) 113票
決まった意味はないが、“ヤバい”“マジ”に近いとされている。「高校生が使い始めてSNSを通じて流行した言葉ですが、さすがに古い(笑)。ピークは2~3年前ですね……」
3位 それな 106票
「これは完全に定着しているワードだと思いますし、私もよく使います。フツーに同意の意味で使うこともあれば、相手の話に対する生返事で『ああ、それな』とか(笑)」
4位 一体感 105票
言葉どおりの意味で、その場にいる人たちと一体感を感じているときに使う。「AbemaTVの『パリピ選手権』でも出てきているので、今後広まる可能性はありそうですね」
4位 あげ(あげあげ、あがる) 105票
テンションが上がるときに使う言葉。「あまり使わなくなりましたが、復活しつつあるかもしれません。末尾に『み』をつけて、『あげみ』みたいな使い方。同じく『つらみ』などもあります」
6位 パリピ 94票
「そのままですけど、これってパリピ用語なんですか(笑)。『ウェイ』に似ていますが、それよりもパリピはかなり限定的な人たちのことをイメージすることが多いですね」
7位 バイブス 83票
“その場のノリ”のような意味合い。「4年くらい前にテレビ『テラスハウス』の今井華さんが使い始めてSNSを通じてブームになりました。若者言葉の発端はSNSが多いですね」
7位 わんちゃん 83票
ワンチャンスの略語。「『あいつ、わんちゃんイケるんじゃね?』みたいな使い方です。わかりやすくいえば、パリピが使う場合は“ヤレそう”という意味のことが多いですね」
9位 やばたにえん 72票
「ヤバい+永谷園。『永谷園』自体に意味はありません(笑)。ほかにもOK+磯丸水産で『おけまるすいさん』とか。冷静に考えれば『ヤバい』だけでもいいと思うんですが(笑)」
9位 ワッサ 72票
「『What’s up!』を略して『ワッサ』。テンションが高いときにパリピ同士で使うイメージですかね。一昔前の『ウェーイ!』が今では『ワッサ』に変わっていると思ってください」
※ほかにも「なにげ」(意味:なにげない)、「滝汗」(意味:焦燥もしくは緊張)、「映え」(意味:インスタ映えする)などの用語が挙がった。
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上に並んだ“パリピワード”。これをうまく使いこなせれば立派なパリピの仲間入りなのか?
「いや、そうとも言えないですよ。個人的にはパリピワードというよりは、最近の若者言葉が多いな、という印象です」(椎木)