ママ活をはじめた専業主婦、目的はダイエット!?「やせないのはトキメキが足りないから」
Twitterで「ママ活」を呼びかけた男子高校生が補導された事件も記憶に新しいところ。しかし事件以降もTwitterで検索してみれば、裏アカを使ったママ活希望者が多数見受けられる。SNSのほかには専用のマッチングアプリなども存在しており、既婚者である女性が手を出してしまう例が多いらしい。
旦那に隠れてママ活をする妻たち。まず、一体どのような動機でママ活を行っているのだろうか。ママ活経験者で主婦の柴田美香さん(仮名・29歳)に話を聞いた。
彼女は結婚して2年目。独身の頃に比べて6キロも太ってしまったという。夫からは、頻繁に「もっと痩せて!」と言われてしまいウンザリしていたそうだ。
「私だって、元の体重に戻したいですが……痩せるのって難しいじゃないですか? ジョギングを始めたこともあるのですが、全然続かなかったですね」
そんなある日、夫が仙台に転勤になり単身赴任することになった。
「これからは、月に1度ぐらいしか会えなくなるので。次に会うときまでに痩せてビックリさせてやろうと思って。近所の体操教室に入会してみたのですが、やっぱりすぐに行かなくなってしまって(笑)」
美香さんと学生の頃からの友人(主婦)とランチをした際に、おすすめのダイエット方法はないかと相談してみた。そこで教えられたのが「ママ活アプリ」だ。
「友人に『美香にはトキメキが足りないんだよ』と言われて。なるほど、と妙に納得してしまいました。たしかに、夫は仕事が忙しく結婚してからはろくにデートもしていなくて」
とはいえ、うかつにそんなアプリをすすめてくる友人もいかがなものかと思ってしまう。それが浮気や売春行為などのきっかけになってしまうかもしれないのに……。
しかし美香さんは、ちょっと若い男の子と食事でもして新鮮な気持ちになったらダイエットもやる気が出るかなと思った。そして、実際にアプリを使ってみることにしたという。
アプリには大学生が多く登録していた。メッセージでやりとりをすると、すぐに会うことになったという。
「年上の女性が好きだという大学生(21歳)と新宿で会いました。シャイで声の小さい彼に、何か美味しいものでも食べようと誘ってみると……行ってみたいラーメン屋があるからそこでもいい? と言われて、なんだか拍子抜けしましたね。もっと高級なものをねだられるのかと思っていたので」
新宿のゴールデン街にあるラーメン屋に行き食事を済ませると、彼から「この辺に行きつけの飲み屋さんとかありますか?」と聞かれた美香さん。
「ゴールデン街は、独身の頃からたまに来ていたので『いくつかあるよ』と答えると、羨望の眼差しで『スッゲー!』なんて言ってもらえて。なんだか私、得意になっちゃって意気揚々とお気に入りのバーに彼を連れて行ったんですよ」
旦那に内緒でママ活をする妻…カジュアルすぎる動機に一抹の不安
ママ活アプリで大学生と会うことに…
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漫画家。『アックス』や奥様向け実話漫画誌を中心に活動中。好きなプロレスラーは棚橋弘至。著書『女ヒエラルキー底辺少女』(青林工藝舎)が映画化。
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