ひろゆき「ダフ屋が滅び、引きこもり有利」の理由
2/21発売の週刊SPA!誌上でひろゆき氏はこう書いている。
「ダフ屋の懐事情が大変厳しくなったらしいとニュースになっているようですが、ダフ屋が困ったとしても消費者も運営者も困らないので、メデタシメデタシ。って感じ」
この背景をひろゆき氏は、「少女時代のライブチケットは携帯に送られる形式になっているので、ほかの人にチケットを譲るのが難しかったりする」など、昨今のチケット業界のIT化によりチケットの売買や譲渡が簡単ではなくなったからと分析。
また、
「ネットに対応したダフ屋は生き残って、ネットを使えないダフ屋が困っているだけ」と、今回の件のようにITを使いこなせる人に比べてITを使いこなせない人に多くの損失が出てしまう状況対しては「デジタルデバイドって怖いなぁ、、、」とポツリ。
このニュースはネット上で「ダフ屋は何でネットでやらないの?」というITの話に発展し、転売目的でチケットを購入しオークションで販売する『転売ヤー』に対しても、「取り締まれ。あいつらのせいで市場価格が狂う」など非難の声が上がっているが、「完売が予測されるコンサートであれば、とりあえずチケットを抑えておけばオークションなどを使って定価以上の価格で売りさばけるので、引きこもりの人の副業としては便利だと思う」と、ダフ屋の横行よりも転売の方が良いと考え、本誌ではこの理由を述べている。
ダフ屋行為は公共の場での販売行為なので条例違反などにあたるが、ネット上でチケットを販売した場合、それが公共の場であるかの判断は微妙なところ。今後、どうなっていくのかが気になるところだ。 <取材・文/杉原光徳(ミドルマン)>西村博之(にしむらひろゆき)1976年、神奈川県生まれ。東京都・赤羽に移り住み、中央大学に進学後、在学中に米国・アーカンソー州に留学。1999年に開設した「2ちゃんねる」、2005年に就任した「ニコニコ動画」の元管理人。現在は英語圏最大の掲示板サイト「4chan」の管理人を務め、フランスに在住。たまに日本にいる。週刊SPA!で10年以上連載を担当。新刊『賢い人が自然とやっている ズルい言いまわし』
1月28日に毎日新聞によって配信された『ダフ屋:ネット取引急増で客・売り上げ激減』と題するニュースに対し、『賢い人が自然とやっている ズルい言いまわし』 仕事やプライベートで言葉に困ったとき…ひろゆきなら、こう言う! 50のシチュエーション別に超具体的な「言い換え術」を伝授。 |
『ざんねんなインターネット』 日本のインターネット上で起こる様々な炎上事件や犯罪行為をどう見てきたのか? 満を持して出す、本気の「インターネット批評本」! |
『僕が親ならこう育てるね』 2ちゃんねる創設者・ひろゆき氏の新刊は“教育&子育て論” ※本の著者印税は、児童養護施設へのパソコン寄贈に充てられます。 |
『週刊SPA!2/28号(2/21発売)』 表紙の人/田中麗奈 電子雑誌版も発売中! 詳細・購入はこちらから ※バックナンバーもいつでも買って、すぐ読める! |
この記者は、他にもこんな記事を書いています
ハッシュタグ