必見!2009[ヒットしなかった陰の名作]アワード【B級グルメ部門】
【B級グルメ】
B-1GPで準優勝3回! せんべい汁はブレイク直前
【柳生九兵衛さん】
安くてうまいものをこよなく愛する「プロの食いしん坊」。TVチャンピオン第4代、第5代B級グルメ王。現在はタレント、リポーターとして各種メディアで幅広く活躍中。
公式ホームページはhttp://www.qbee.jp/
★金賞
八戸せんべい汁
(八戸せんべい汁研究所)
肉や魚、野菜やきのこなどでダシを取った汁の中に、南部せんべいを割って入れる料理。鍋料理として食べる場合と、汁ものとして食べる場合がある。「200年以上前から食べられていた伝統的な料理。凄いインパクトのある味ではないですが、間違いなく名作!」
【受賞コメント】
「八戸せんべい汁がさらに広まり、B級グルメ全体が盛り上がる機会になれば嬉しいです」
(八戸せんべい汁研究所・木村聡さん)
http://www.senbei-jiru.com/
★銀賞
ラーメンバーガー
(道の駅・喜多の郷)
喜多方市の道の駅のみで販売中。「バンズは茹でた麺を焼き固めたもの。具材にはチャーシューやメンマ、ネギ、ナルトを使っていて、ラーメンのスープがゼラチン状のタレになっています。似たものをほかの地方で食べたこともありますが、完成度が全然違います」
せち焼き
(元祖せち焼き やました)
「広島焼きと似ていますが、焼きそばを卵だけでとじるところがオリジナル。新しい形の焼きそばとして、面白い存在だと思います」。和歌山県御坊市のお好み焼き屋から誕生
http://www.setiyaki.com/
かりんとう饅頭
(あくつ屋)
福島県田村市船引の特産品、エゴマの種子を黒糖生地に練りこんだもの。お取り寄せも可。「カリッと揚がった皮の食感が新しいし、こしあんの柔らかさも絶妙。これは衝撃の味」
http://www.shokokai.or.jp/07/0752710004/index.htm
納豆コーヒーゼリーサンド
(鞍馬サンド)
三重県鈴鹿市のサンドイッチ専門店で誕生。代々木にも支店あり。「具材は納豆とコーヒーゼリー、それに生クリーム。その3つが合わさった味は、好き嫌いが別れるかも」
http://www.kuramasand.jp/
「味はA級、値段はB級、満足感は超A級」をキャッチフレーズに、B級グルメの魅力を世に伝えているB級グルメ<>の柳生九兵衛さん。氏も注目するB級ご当地グルメの祭典「B-1グランプリ」の知名度も年々上昇し、優勝を遂げたメニューは大きな人気を呼んでいるが、その陰には「八戸せんべい汁」という名作が隠れているのだという。
「地元開催の第1回大会では4位。第2回以降は3年連続で2位と、優勝にあと一歩届かないんです。12月に地元で開催する東北限定の大会では、優勝すると思ったのですが」
しかしその大会では「開催地のメニューは参考記録扱い」というルールを自ら導入し、ランク入りを辞退! 今回も優勝とはならなかった。
また、今年はヒットしなかったが、店舗販売から火がつき始めているB級グルメも紹介してくれた。
「完成度が高いのは『ラーメンバーガー』と『かりんとう饅頭』。ブームの続く焼きそばでは、特に『せち焼き』に注目。身近な料理を少しアレンジしたものは、親しみが沸いてヒットしやすい。ちなみに三重にある鞍馬サンドの『納豆コーヒーゼリーサンド』は、試作中に、生クリームの上に偶然納豆を落として生まれたそうです(笑)」
― 必見!2009[ヒットしなかった陰の名作]アワード【7】 ―
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