会社帰りに寄りたい珍居酒屋6選。電車を降りて3秒で飲めるお店も…
最大10連休だった今年のGW。そんな皆さんに今まさに訪れている「史上最大の五月病」。しかも次の祝日は、GW明けから69日先の海の日(7月15日)までないという絶望的な状況。
こんな辛い時は、近場で楽しみを見つけるのが一番。というわけで今回は、会社帰りに寄れるほど都会にあるのに異界感を味わえる「アーバン秘境」な飲み屋を紹介する。
名古屋で、おもしろラーメン居酒屋として大きな話題を呼んだ「ももまる」が、2018年に渋谷に進出。何が話題かというと、ピンクまみれの店内はもちろんだが、一番は店主のピンクの妖精こと、レディーモモさんだ。
語尾に「モモ」をつけながらお客さんと会話したり、天井から逆さまにぶら下がったり、飛び降りたり。体操選手としての覚えがありそうな身のこなしで店内を飛び回る。
そんなエンタメ系居酒屋にもかかわらず、名古屋名物を揃えた料理がしっかりしていて美味しいのだ。
JRは数年前から「駅ナカ」と称して改札内でお酒が飲める店もある。しかし、その多くは巨大ターミナル駅にあるため、駅ナカといえど電車を降りて入店までは数分かかる。しかし、都電荒川線の庚申塚駅ある「御代家」という居酒屋はホームにある。
電車を降りて3秒で入れる居酒屋。通勤でこの駅を利用する呑兵衛にとって、この環境は天国か地獄か。焼酎の品揃えが豊富な上に、日本酒も厳選されている。食べ物も、生牡蠣から串物まで絶品。
おしゃれなカフェのような外観のとびらを開くと、抜群の存在感を放っているのは巨大な印刷機。何も知らずにやってくると、入る店を間違えたと思うかもしれない。
実はここ、昼は印刷所で夜は飲み屋という、ありえない組み合わせの二毛作を展開するのがこの店だ。だからと言って料理も手抜きではなくしっかり美味しいものが出てくる。
活版印刷の機械を眺めながら飲むという、ありえないシチュエーションは異界感抜群だ。
ももまる(渋谷)
御代家(大塚)
リズム&ベタープレス(森下)
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Boogie the マッハモータースのドラマーとして、NHK「大!天才てれびくん」の主題歌を担当し、サエキけんぞうや野宮真貴らのバックバンドも務める。またBS朝日「世界の名画」をはじめ、放送作家としても活動し、Webサイト「世界の美術館」での美術コラムやニュースサイト「TABLO」での珍スポット連載を執筆。そのほか、旅行会社などで仏像解説も。
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■ももまる
渋谷区桜丘16-7 鈴木ビル B1F
■御代家
豊島区西巣鴨2-32-10
■リズム&ベタープレス
墨田区千歳3-4-8 直井ビル 1F
■スペースネコ穴
京都市下京区燈籠町592-1
■巴うどん
大阪市阿倍野区阿倍野筋1-3-5
■吉武酒店
福岡市博多区上呉服町6−17
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