真面目だけどモンスター? 最近の若者がわからない…上司の嘆き
最近の若者の傾向として、「バイトよりましだから」という理由で、とりあえず就職する層も一定数いるそうだ。残業や休日出勤もいとわず仕事一筋、というのは一昔前の話。
企業や商業施設などのPRを手掛ける企業に勤めている小林昇さん(38歳・仮名)。彼は、プロジェクトリーダーとして、いくつもの広告案件を抱えている。「最近は、ウェブ媒体でのキャンペーンが多いため、スピードも求められる」と語る。
「社内は、案件などによって男女のバランスがよくなるようにグループ分けされていました。僕のグループには、新入社員の村岡愛理さん(22歳・仮名)が配属されてきました。彼女は少し前に話題になった、研究者の小保方晴子さんみたいなおっとりしたタイプでした」
小林さんが勤めている企業では、自分でクライアントに営業に行き、仕事を取ってくるなど活発な女性が多いそうだ。
「そんな中、愛理さんはちょっと異色でしたね。周りの女性たちは、パンツスタイルが多い中、彼女は常にワンピースやスカートを着ていました。パワポの書類なども丁寧に作成されて、ぱっと見は問題がなかったんですが、真面目過ぎて融通がきかなかったんです」
小林さんが受け持つPR案件は、自社だけではなくカメラマンや、デザイナーなど社外とのやり取りがメイン。
「仕事の流れがわかるように、最初は雑務をお願いしていました。困ったことに、彼女にはライターやデザイナーさんよりも、仕事を発注している自分のほうが偉いと勘違いしていたようなのです。
そのため、締め切りを過ぎているライターに何度も催促の電話をかけていました。しまいには、『このようなことをしていると、社会人として信頼を失いますよ』というような相手にメールを送り、ライターさんから直で僕宛てに『この仕事、私は何十年やってると思うんだ』とお叱りを受けました」
今は安定した職種や業界に関係なく、あっさりと辞めてしまうケースも。
会社員のほうがフリーより上…ベテランライターを怒らせた新人
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出版社やWeb媒体の編集者を経て、フリーライターに。趣味はプロレス観戦。ライブハウスに通い続けて四半世紀以上。家族で音楽フェスに行くのが幸せ。X(旧Twitter):@rizeneration
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