更新日:2024年02月01日 11:02
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日本ラップ界の重鎮・Kダブシャインが「家事ラップ」!?リアルな“本音”を聞いた

提供/家事ラップ製作委員会

 2016年5月にスタートした、Kダブシャインと花王によるコラボ動画シリーズ「家事ラップ」。その最新作である「家事ラップ 洗剤講義篇」が11月5日、YouTubeで公開された。
 今回、日刊SPA!編集部はKダブシャイン自身に動画撮影の裏話や、家事のこだわりについてインタビューを行った。

「家事ラップ」とは?

家事をラップに乗せることで、楽しんで洗たくやそうじをするきっかけにしてもらいたい」という花王の想いに賛同したKダブシャインが、家事行動を巧みなリリックで表現。これまで文化や生き様をラップで表現・発信し続けてきた彼独自のメッセージ性も、随所に散りばめられている。  2016年5月に第一弾となる「洗たく篇」をリリースし、以降、企業とラップミュージックのコラボレーションの先駆けとなった家事ラップの誕生は、日本のヒップホップ界においても大きな話題となった。なお、楽曲は第一弾からすべてDJ OASISが手掛ける。

最新作では「アタック」の歴史をラップに

kdub これまでのコラボ動画で、「大掃除篇」「アイロン篇」「洗たく篇」「漂白剤篇」など、さまざまな家事について歌ってきたKダブシャインだが、今回は洗濯について「アタックZERO」を主役に据え、ライムを刻む。 「アタックZERO」は“生乾き臭ゼロへ、落ちにくい汚れゼロへ、洗剤残りゼロへ”を掲げた洗濯用洗剤で、誰でも使いやすいワンハンドプッシュボトルも人気だ。そして2020年春、新たに「抗菌+(プラス)」を銘打ち、洗うだけで99%のウイルスを除去できる(※)仕様にリニューアルされた。  動画では教授に扮したKダブシャインが1987年から始まる花王アタックの歴史を紹介。さらにアタックZEROを自ら使用しながら、その特長や魅力を歌い切る。 ※すべてのウイルスを除去するわけではありません。エンベロープタイプのウイルス1種で効果を検証。

教授姿の自分は「朝ドラに出てきそう」

kdub――第一弾から丸4年が経っていますが、これまでのシリーズを振り返ってみてどうですか?  花王とのコラボで、家事への意識が高まったことは確かです。日常の家事を歌詞にするという流れができたので、普段から洗濯や掃除をやっている自分を俯瞰して見る癖がつきました。 ――最新作の見どころは?  これまでの動画は普段ステージに立つような衣装が多かったけど、今回は教授という設定があったから、コスプレみたいで楽しかったです。口髭に横分けで、朝ドラに出てくるような大正時代の先生のような雰囲気が出せたかな。 ――CGも凝っていましたね。  ほとんどグリーンバックでの撮影だったので、完成版を見て、思った以上に愉快な仕上がりになってるなと思いましたね。 kdub――今回の動画では昭和から始まるアタックの歴史を紹介していますね。  まさか自分が将来これについてラップをするなんて思ってなかったけど(笑)、子供のころから、スーパーやドラッグストアで目にしたり、一人暮らしを始めてからは自分でも買って使ったりしていた製品ですからね。改めて年表を見ると「このときに液体が出たんだ!」「液体とジェルってちゃんと差別化してるんだな」とか、新たな発見がありました。

これは“クールなセルアウト”だ!

kdub――ヒップホップファンからは“セルアウト(商業的な成功のためにスタイルを変えること)”では?との声もありますが。  言われてみればそうかも。でも、ヒップホップがこれだけ大衆化してきて、ラップを使ったCMがたくさん作られるようになってきたなかで、“本格派”ってほとんどないように思います。商品説明文をただ読むだけみたいなラップになりがちで、ラッパーのパーソナルな視点が抜けてしまうんですよね。  俺の場合は「Kダブシャインがこの商品をどう使って、どう感じたか」っていうアプローチをしているつもりです。それをセルアウトと呼ぶのであれば受け入れるけど、“進出”って呼んでもいいんじゃないかな。“ダサいセルアウト”と“クールなセルアウト”という2種類があるとしたら、これは「クールなセルアウト」じゃないですか。 ――家事にまつわる印象的なエピソードは?  大昔だけど、たまたま彼女が洗濯をしてくれたとき、俺の白い服が全部うすーいピンク色になって出てきたときはキレたね(笑)。それからは、彼女の分も自分が洗うようになりました。 ――好きな家事は?  洗濯が好きです。最近、ドラム式から縦型の洗濯機に変えたんですが、たっぷりの水でじゃぶじゃぶ洗って、ゆすいでくれるから気持ちいいですね。特に干すのが好きで、天気が良ければベランダに全部干したいタイプです。たたむのは嫌いだけど。

身の回りを清潔にして、心の中もキレイに

kdub――コラボするようになって、洗剤への意識も変わりましたか?  もともと日用品売り場が好きで、けっこう商品の裏面とかひとつひとつ確認して選ぶほうなんですよ。最近は家でも花王の製品をよく使うようにはなったので、コラボの撮影中でも「ここにピュオーラおいとこう」とか発想の拡張に繋がるようになりました。 ――最後に、日刊SPA!読者にメッセージをお願いします。  家事を普段あまりやってない人には「やってみると意外と楽しいよ」ってことを伝えたいです。洗濯はとくに達成感があって楽しいんじゃないかな。部屋をいくら掃除したって新築にはならないけど、洗濯はやりかたによっては新品みたいになって、気持ちいいから。  それに、身の回りを清潔にすると、心の中も整理されてキレイになるんですよね。大人になると、しがらみとかでどうしても心が汚れてくると思うんです。それに慣れてくると人間としてだんだんマズくなってくるから、やっぱり心をキレイにしておくことで、正義感や、人への思いやりを保つことが大事。身も心も、持ち物も、すべて清潔に、健やかに生きるのがいいんじゃないですか。 =============== 「家事を楽しんでほしい」という花王とKダブシャインの想いが詰まりに詰まったこの動画。日々の家事にいまいち気分がノらない人も、年末の大掃除に向けて気分をアゲていきたい人も、ぜひ家事ラップを「洗うよ、洗う洗うよ〜♪」と口ずさみながら取り組んでみてほしい。はかどること間違いなしだ! <提供/家事ラップ製作委員会> <取材・文/鴨居理子>
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