イヤでもお金が貯まる「仕組み」実例集【その16】
カリスマ会計士から話題の転職代理人まで登場
ビジネス本著者に学ぶ「新発想で貯める仕組み」
◆月に1回の「山小屋作戦」で、丸3日間0円生活!
ホイチョイ・プロダクションズのブレーンとして活躍するエンタテインメント企画集団「指南役」は、遊び心に満ちたビジネス本の数々でも知られる。代表である放送作家・草場滋氏が提案する究極の節約術とは、「月に一度、自分の家を『猛吹雪の山小屋』にしてしまう」こと!
「3日間、もう一歩も外へ出られない……という設定に無理やりしてしまうわけですよ。するとどうなるか。家の中にあるものを在庫一掃処分すれば、なんとか3日間くらいは生きていけるんですよね。僕自身が以前、締切りに追われて3日間くらい家を一歩も出られないときがあったんですけど、お歳暮でもらったカニ缶とか開けさしのクラッカーかなんかで食い繋いでいたら、案外いけちゃった(笑)。どこの家にも、忘れ去られた食材ってあるもんです」
『美味しんぼ』にも、山小屋に閉じ込められた山岡さんが、小麦粉とゴマ油でロービンを作る……というエピソードがありましたっけ。
「3日間一銭も使わずに過ごすというのを、イベントにしてしまうのは楽しいと思いますよ。いま流行りのお籠もりレジャーというか(笑)。食事に限らず、例えば買ったまま結局1ページも読んでない雑誌をこの機会に読むとかね。日頃ムダ遣いしがちな人は、こうやって強制的に『棚卸し』することで、収支を調整できます」
この「山小屋作戦」と、「スライド貯金」とのコンボ技は、ことのほか有効である。お試しあれ。
●草場 滋氏
メディアプランナー、放送作家。エンタテインメント企画集団「指南役」代表。
『キミがこの本を買ったワケ』が、小社よりこのたび文庫化
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