家族ぐるみの花見で妻と大喧嘩、なぜか料理を生鮮食品のトレーに入れて
“アットホーム”な社風をウリにする会社も多い。新型コロナウイルスが感染拡大する以前は社員同士の交流が盛んな職場では、この季節に花見やバーベキューと言うようなイベントが休日に行われていたものだ。
家族ぐるみの付き合いを面倒に感じる人も少なくないはずだが、「ここぞ」とばかりに職場の人と会う機会に、つい張り切ってしまい失敗する妻もいるようだ。会社員の吉田豊さん(仮名・37歳)は毎年桜が咲く頃になると思い出す、苦い経験があるという。
食品関係のECサイトを運営している企業に勤める吉田さん。結婚したばかりの頃、会社の親しい人達と公園で花見を行った。
「うちの会社は、部署の中でチームに分かれて仕事を行うため、年齢や男女関係なく一緒に過ごすことも多い。独身時代から、花見やホームパーティーなどには参加していたので、結婚をしたら自然と妻も連れて行こうと思っていました」
しかし、会社の花見では、みんなが手料理を1品以上持ち寄ることになっていた。
「僕と親しい同僚たちはみんな既婚者だったため、嫁が作った料理を持ってくる予定だったんです。それを知ったうちの妻が、急に料理を張り切りだしたんです」
吉田さんの妻である優佳さん(仮名・35歳)は、普段は共働きで帰りが遅いため、平日はほとんどできあいの総菜や、レトルト食品で済ませていたそうだ。
「普段は、料理といっても作るのは冷ややっこくらい。本人に料理が苦手だという自覚がなく、たまに作る時だけはりきって作り出すんです。今回は初めての花見で、それがよくない方向にいってしまい……。これまで作ったことがなかった鶏ハムや、レバーペーストに挑戦しだしたんです」
花見といえば、お酒のつまみになるものと考えたようだったが、吉田さんに言わせるとどのメニューも“チャレンジメニュー”だったという。
妻が普段作ったことがない創作料理に挑戦!
平日はほとんど料理はしない
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出版社やWeb媒体の編集者を経て、フリーライターに。趣味はプロレス観戦。ライブハウスに通い続けて四半世紀以上。家族で音楽フェスに行くのが幸せ。X(旧Twitter):@rizeneration
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