半袖シャツ着用時に“だらしなく見える人”の特徴。清潔感が上がる「正しい着こなし方」
夏場にノージャケットでワイシャツを着る際には半袖が主流ですが、“あえて”長袖を選ぶ方もいらっしゃいます。
理由はさまざまで、「半袖のワイシャツは邪道」という考えに基づいていたり、単純に「見た目がカッコ悪い」からだったりでしょうかね。
正直なところ私も以前は、「半袖より、長袖シャツ」と考えていました。ところが、暑さに耐えられず、つい袖をたくし上げたままにしてしまうのは、だらしなく見えるもの。また、一度たくし上げた袖を元に戻したとしても、シワシワになっていますよね。取引先に会う職種の方にとっては、長袖よりも、洗練した半袖シャツのほうが一日の長があるはずです。
そこで今回は、「清潔感のある半袖シャツの着こなし方」について、『男の服選びがわかる本』(池田書店)の著者がポイントを解説します。
ワイシャツは、半袖と長袖で、見るべきポイントが変わります。
長袖の場合、首まわりが基準ですよね。キツすぎる首まわりでは第一ボタンが留められませんし、緩すぎる場合、締めたネクタイに比べ、襟付近の生地にシワが寄ってしまいます。
その一方、半袖シャツは、ノーネクタイが基本ですので、第一ボタンを気にする必要はありません。また、「腕まわり」や「身幅」で、ガラッと印象が変わります。袖が太すぎると、サイズが合っていない印象になりますからだらしなく見えがち。逆にピタッとしすぎでは脇汗で生地が湿ってしまうため、ニオイの原因になりかねません。
腕の実寸にたいして、8~10センチ程度、余裕がある位を目安にしてみてください。見た目のスッキリ感と脇汗の心配、どちらも満たす基準になりますよ。
一方、身幅を気にする方は多いはず。これはサイズというより型紙を確認してください。どんな量販店であっても、ワイシャツの型紙は2種類以上用意されています。レギュラーフィットやスリムフィットと呼ばれるもの。呼び名は店舗ごとに異なりますが、やせ型の方は細身のタイプを選びましょう。
ちなみにガッチリしている方も、意外にスリムフィットが似合う場合もあります。スリムフィットもSからXLまでサイズが用意されているから、長袖を選ぶときのサイズを鵜呑みにせず、半袖もしっかり試着することをおすすめします。
半袖シャツのサイズは「袖まわり」と「身幅」が重要
「長袖と同じサイズ」で思考停止しないほうが良い
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“あなたのお抱えスタイリスト”として、その違和感を言葉で可視化する。著書『38歳からのビジネスコーデ図鑑』(日本実業出版社)など5冊。MENSA会員。公式サイト「エレカジ」では、80件を超えるコーディネート事例を公開。
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