意外と難しい「スニーカー通勤」…“だらしなく見えない”スニーカーの履き方
“スニーカー通勤”は、この5年で定着してきたスタイルです。ただ、実用的ではありますが、難易度の高い着こなしなんですよね。というのも、カジュアルを出自とするスニーカーは、ビジネスファッションとはルーツが掛け離れているため、組み合わせに工夫が求められるのです。
なかでも、衣替えまで続くであろう「ノージャケットでスニーカーを履く場合」は要注意。全身の「ドレス感」が下がるため、普段以上にスニーカー姿がだらしなく見えてしまいます。
そこで今回は、「清潔感あるスニーカー通勤の工夫」を、『男の服選びがわかる本』(池田書店)の著者がポイントを解説します。
着用アイテムが絞られる軽装では、「ドレス感」という尺度が普段以上に大切になります。ちなみにドレス感とは、「フォーマル度合いを表す」ファッション用語として知られる言葉。
例えば、ジャケットを着用している際、足元をスニーカーで崩しても、カジュアル過ぎるということにはなりません。ところが、ノージャケットのワイシャツ姿は、そもそもドレス感が下がっている状態なので、途端に足元のスニーカーが野暮ったく見えるのです。
とはいえ、暑い夏にわざわざジャケットは着たくないですよね。そこで、「スニーカー自体のドレス感」を高めていきましょう。スニーカーのドレス感は、「質感」と「色合い」で高められます。
メッシュ素材ではなく、革靴同様のスムースレザーのアッパーソールを選びましょう。色合いについては、無彩色もしくは低彩度のものがおすすめ。黒・紺のスニーカーは、単品では地味に感じるかもしれませんが、全身のドレス感を高めるには最適なのです。
スニーカーの「ドレス感」を高めよう
選ぶべきは「メッシュ素材」ではなく
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“あなたのお抱えスタイリスト”として、その違和感を言葉で可視化する。著書『38歳からのビジネスコーデ図鑑』(日本実業出版社)など5冊。MENSA会員。公式サイト「エレカジ」では、80件を超えるコーディネート事例を公開。
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