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仕事のストレス、心身の不調は“呼吸の乱れ”。「呼吸する休憩所」を覗いてみた

人が一日にする呼吸は3万回

JT本社ビルに設置された「呼吸する喫煙所」

ストレス過多の現代社会。心身の不調や仕事能率の低下の一因に“呼吸”の乱れがあることはあまり意識されていない。 人が一日にする呼吸の回数は3万回だが、日々、意識して呼吸をすることは少ない。誰もが手軽に呼吸と向き合い、 “良い呼吸”をする場所を作ろうという思いで生まれたのが、JT D-LABが設置する「呼吸する休憩所」だ。 「特にコロナ禍のマスク生活などが顕著ですが、長時間の前かがみ姿勢や、マルチタスクが前提のデスクワーク、DX化の推進等で、自分時間が搾取されていると感じる人は多いです。オンとオフの切り替えすら曖昧な現代において、しぜんと呼吸を習慣化するきっかけになってほしいと思います」(JT D-LABディレクター・御神村友樹氏)

JT D-LABディレクター・御神村友樹氏

良い呼吸をサポートする2つのツール

「呼吸する休憩所」では、呼吸するクッション「fufuly(フフリー)」と深呼吸サポートツール「ston s(ストン エス)」を体験することができる。

fufuly(フフリー)

「fufuly」は呼吸誘導型のロボットクッション。まるで生き物のように膨張と収縮を繰り返し、抱え込んだ人が、ゆったりとした気分で深呼吸のできるデバイス。毎年1月、ラスベガスで開催される電子機器の見本市・CESで2023年度のイノベーションアワードを受賞。 「It’s really really calming(本当に本当に、心が落ち着くわ)」 「Soothing as if you were holding a baby in your orms(まるで赤ちゃんを抱っこしているような感覚で癒される)」 など、各国の記者から称賛の声が相次いだ。 「fufuly」はKICKSTARTERにてクラウドファンディングを開始しているので、気になる方は以下よりチェックしてほしい。 https://www.kickstarter.com/projects/yukaienginnering/fufuly-robotic-cushion-with-a-deep-breathing-technology

ston s(ストン エス)

「ston s」は深呼吸習慣化デバイス。カフェインもしくはGABAを配合したデバイス、美味しいフレーバーとともに呼吸を楽しむことで、深呼吸が習慣化されるという。 「生産性の高い仕事を長時間にわたって連続して行うビジネスパーソンに勧めます。切り替えに、コーヒーブレイクがルーチンとなっている方に最適と思います」 など医師から推奨コメントが寄せられるなど、AskDoctors医師の確認済み商品に認定されている商品だ。 この充電不要の使い切りタイプの「ston s」は、JTの連結会社であるBREATHERが販売を開始している。 https://official-store.breather.co.jp/products/ston-s/

重さも動きも「新生児を抱いている感覚に近い」という意見が目立った

仕事のパフォーマンスの向上に“良い呼吸”あり。日々の習慣を見つめ直す契機かもしれない。 <取材・文/日刊SPA!取材班>
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