オタリーマン著者が語る「ズボンをたくし上げ、作業に没頭する同僚がいました」
―[マジで怖い[職場の奇病]症例集]―
『ぼく、オタリーマン。』著者 よしたに氏
ズボンをたくし上げ、作業に没頭する同僚がいました
SEという仕事柄「日常生活でもリスクヘッジを忘れない」と語るのは『ぼく、オタリーマン。』などの著書で知られるサラリーマン漫画家のよしたに氏。日頃、ペンを握る右手では荷物は持たないほどの徹底ぶりだが、いかにケアを怠らずとも、「SE」と「漫画家」というWデスクワークがたたり、ときには惨事を招くことも。
「もともと首を回して『コキッ』と鳴らす癖があったんですが、漫画を描くようになってから首の痛みがひどく、癖に拍車がかかっていたんです。で、ある朝目を覚ましたら首に激痛が。起き上がった瞬間、激痛が走り、1mm動かすこともできない状態に。なんとか病院に行ったら『首の軟骨がすり減ってる。動かしすぎると神経がやられるよ』と言われて。単なる癖がそんな事態になるとは……」
その後は首を回さないよう、極力注意を払うように。長時間姿勢が固まる仕事ならではといえそう。
また、日々、ネタ探しがてら、職場のSE仲間の観察を怠らないと言うよしたに氏に、これまでに目撃した”奇病”を聞いてみた。
「これは癖なんですけど。以前、男性の派遣社員で作業に集中するとスーツのズボンを股までまくり上げる人がいたんです。つい無意識のうちに家での癖が出てしまったんでしょうけど、仕事中に、スーツから突き出たもじゃもじゃ毛の男の足なんて誰も見たくないじゃないですか!? 彼が意図的にズボンをまくっていたかどうか、周囲が気にしていることに気づいていたかどうか、わかりませんが……。結局、その後、契約期間が満了し、彼は職場を去りました。正直、ちょっとホッとしましたね……」
【よしたに氏】
自身のサラリーマン生活を基に描いた漫画
『ぼく、オタリーマン。』で一躍人気漫画家に。その他の著書に『理系の人々』など。
ブログ(http://ameblo.jp/yoshitani/)も更新中
― マジで怖い[職場の奇病]症例集【7】 ―
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