マフラー姿が“野暮ったい”悩みを解消。「清潔感を損なわない着こなし」は簡単にできる
冬の必須アイテムであるマフラーですが、「巻き方が良く分からないから」今まで手を出しにくかったなんてことはありませんか?
ネクタイと同様、マフラーをパートナーからプレゼントされるケースもあるはず。ところが普段から巻きなれていない場合、「せっかくのマフラーを台無しにしている」ケースも見受けるのです。特にビジネスファッションにおいては、妙な違和感がノイズとなり、野暮ったくなってしまいますから大変です。
たとえ色が合っていたとしても、マフラーの「ボリューム感」や「質感」によっては、スーツやジャケットに合わせるにはカジュアル過ぎてしまいます。
そこで今回は、「野暮ったくならないマフラーの選び方」について、『男の服選びがわかる本』(池田書店)の著者が解説します。
マフラーの系統は、「ウールマフラー・ニットマフラー・ストールマフラー」の主に3種類に分かれます。もちろん選ぶ色や質感によっては、どのタイプもスーツに合わせられるのですが、「合わせ方のポイント」が変わることも事実。
たとえば定番である「ウールマフラー」は、ウールを縮絨(しゅくじゅう)したフェルトのような質感が特徴です。カジュアルやビジネスを問わず、どちらも合わせられるため手を出しやすいマフラーですが、ものによっては、飛び散るマフラーの毛に注意しなければなりません。
想像してみてください。コートやスーツの肩あたりに余計な毛が付いているビジネスマンを見かけたら、取引先はどう思うでしょうか……。見方によってはフケがついている状態のように捉えられ、だらしない印象を持ってしまうかもしれません。だからこそ、マフラーの毛が飛び散りやすいものか確認が必要ですね。
ちなみに、色合わせによる予防もあります。たとえばマフラーとコート・スーツの色が近い場合、糸が付いたとしても目立たないのです。一方でダークカラーのコートに明るい色のマフラーでは、付いた毛が悪目立ちするので注意してください。
セーターのような編地のマフラーを「ニットマフラー」と言います。英国のフットボールスタジアムで、サポーターがチームカラーのカラフルなニットマフラーを振って応援しているイメージが強いですから。スポーティーな印象をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
実際ニットマフラーの色合いについては、マルチストライプと呼ばれるカラフルでカジュアルなタイプも主流です。でも、カジュアル合わせならば問題ありませんが、ビジネススーツや化学繊維のビジネスコートで合わせるとき、アイテム同士のドレス感にギャップが生まれやすいもの。
そこでニットマフラーをビジネスシーンで活用する場合には、黒や紺などダークカラーの無地がおすすめ。ニットマフラーの色を意識することで、そのカジュアル感を中和してみてください。
「ウールマフラー」における注意点は…
カジュアル要素が強い「ニットマフラー」
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“あなたのお抱えスタイリスト”として、その違和感を言葉で可視化する。著書『38歳からのビジネスコーデ図鑑』(日本実業出版社)など5冊。MENSA会員。公式サイト「エレカジ」では、80件を超えるコーディネート事例を公開。
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