“ラブホ旅”を満喫する夫婦に訪れた思わぬ幸運「普通のホテル感覚で使っていたら…」――仰天ニュース・大反響トップ10
反響の大きかった2023年の記事からジャンル別にトップ10を発表してきた。今回は集計の締切後に、実は大反響だった記事に注目。年間ランキングで忘れられがちな11月12月に公開した仰天ニュースから選ばれた、第7位の記事はこちら!(集計期間は2023年11月~2024年1月。初公開2023年11月24日 記事は取材時の状況)
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ラブホテルを使う目的といえば、そのほとんどがカップルの逢瀬や夜のお店のひとり利用。しかし、通信カラオケが設置されているところも多いため、カラオケボックス代わりや女子会で使ったり、外回り中の営業マンが昼寝などでサボる場所としても使われており、用途は思いのほか多岐にわたる。なかでも意外と多いというのが、旅行先での宿泊利用だ。
「基本的に予約不要なラブホは飛び込みで泊まれるところが多いし、盆や正月、ゴールデンウイークでも旅館や普通のホテルと違って部屋も空いてます。みんな『ラブホ=そういうことをする場所』ってイメージが頭にあるけど、自分や妻にとっては普通のホテルのような感覚で使っていますね。まあ、外観はちょっと派手ですけど(笑)」
そう明かすのは、電気工事会社に勤める浅井幸也さん(仮名・31歳)。今年結婚した高校時代の同級生の妻とは交際中から愛車で全国各地を旅行。ざっくりした行き先は決めているものの、細かいスケジュールなどは決めておらず、ほぼ毎回行き当たりばったりの旅とか。そのため、田舎などにもあるラブホテルは彼のようなドライブ旅行派には大変便利だ。
「以前はビジネスホテルや安い旅館に泊まっていたんですけど、それでも夏の北海道は旅行シーズンだから1泊1人1万円とか平気でかかってしまうんです。でも、部屋は狭いし、だったらラブホのほうが部屋が広くて安いじゃないですか。もともと僕ら夫婦は宿にこだわりはないですけど、長時間運転するから夜は横になってしっかり休みたいんです。年末年始の休みなどを利用した長めの旅行なら、1日くらいはちゃんとした温泉旅館とかに泊まりますが、ほかの日はラブホ。おかげでその分食事を少し贅沢することもできますし、それを含めても全体的な旅の費用は抑えられていると思います」
それにラブホは浴室が広く、浴槽も2人は入れる大きさになっているところが多いとか。お風呂の中で足を伸ばせるため、そこも重要なポイントだと力説する。
「ジャグジーは特に珍しくないですし、なかには檜風呂や露天風呂になっているラブホもありました。旅館にも露天風呂付きの部屋とかありますが、試しに旅行サイトで調べてみると安いところでも1泊1人3万円台。でも、ラブホなら設備が豪華で高い部屋だとしても1万円を超えることは滅多にない。平均だと6000~7000円台くらいじゃないですか。しかも、2人での料金だし、やっぱりこの差は大きいですよ」
コスパは一般的なホテル・旅館よりも上?
風呂の広さも魅力のひとつ
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ビジネスや旅行、サブカルなど幅広いジャンルを扱うフリーライター。リサーチャーとしても活動しており、大好物は一般男女のスカッと話やトンデモエピソード。4年前から東京と地方の二拠点生活を満喫中。
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