電車内での飲食はどこまでOKか?
―[電車内の[迷惑(狂)人間]図鑑]―
電車で通勤通学している男女200人を対象に「電車で迷惑だと思う行為」のアンケートを実施。日本人が電車内のどのような行為に「イライラしている」のかを探った。
◆地味に切実! 電車内で避けられない生理的嫌悪感とは?
強烈な体臭。スーツの肩に溜まったフケ。見るからに汚すぎる服装。
混雑する電車内で無遠慮に食事をする人――他人に嫌悪感を感じる要素は、人によってさまざま。なかでも目立つのは、「悪臭」に生理的な嫌悪感を抱く声だ。
「風呂に入っていないような汗臭い体臭は言語道断。自分にニオイがうつりそう」(28歳・女性)
「ニンニクや焼き肉のニオイをぷんぷんさせてる人。せめて、息をキレイにするタブレットくらい舐めてほしい」(30歳・女性)
「悪臭」は迷惑行為と違い、同じ車両に乗り合わせたが最後、別の車両に移動するくらいしか避けようがない。満員電車で遭遇したら、目的地まで我慢。その防ぎようのないストレスが、乗客のイライラを募らせていくようだ。
次に多いのが“雑菌問題”。「インフルエンザの時期に、マスクなしでくしゃみをする人は無神経すぎる」(32歳・男性)という声には誰もが納得するだろうが、「なるほど!」と膝を打つ意見も。
「くしゃみを手で押さえるのはいいけれど、その手で吊り革を摑むな!」(33歳・男性)
確かに吊り革経由でウイルス感染することはある。気をつけよう。
最も意見が分かれたのは、電車内での「食事」の是非だ。小誌の調査によれば「パンやおにぎりくらいならOK」から「ものを食べること自体がNG」まで、「電車内での食事」への許容範囲は人によって随分異なることがわかった。
だが、容認派の中でも共通していたのが「ニオイがするものは勘弁してほしい」という声。とはいえ「ニオイがしなければOK」というわけでもない。
「先日、コンビニの日本ソバをすすっている高校生男子がいた。新幹線などならまだしも、普通の電車で、ツユがこぼれたらどうするつもりだ!」(35歳・男性)
注意する気力も萎える話だ。
イラスト/テラムラリョウ
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