『1分間の日記で 夢は必ずかなう!』に挑戦してみた
『1分間の日記で 夢は必ずかなう!』
今村暁/フォレスト出版。著者は「『能力開発』
『習慣教育』『感性教育』の第一人者」とのこと
◆挑戦者 ライター I
子供の頃からコツコツ努力をすることが大の苦手で、おまけに飽きっぽい性格。座右の銘は「果報は寝て待て」
日記を書くのは面倒だが、一日1分で夢が叶うならお安いもん。しかも「2週間で効果は表れる!」というし……。と、いざ書き方を見たら、冒頭に「日記の理想は3分で書く『3分間日記』です」って、1分はどこいった!? 要は3分書いたほうが効果大だけど、慣れるまでは1分でもOKってことらしい。う~ん、ぐうたら人間にはナイスな釣り文句!!
さて、日記には朝に(1)夢・目標(長期・短期)、(2)やりたいこと、夜に(3)今日の出来事、(4)今日の感謝、(5)今日の成功法則・学びの言葉を書く。「はじめは、朝と夜に1分ずつ書いてみてください」。……結局は一日2分じゃ~ん。
まず(1)夢・目標は「宝くじで3億円当てて、モテまくりで酒池肉林のウッシャッシャな人生を送る」に。……文字にすると、かなり恥ずかしい。(2)やりたいことは、どんなささいなことでも可。実際にできることはどんどんやり、「やりたいことを紙に書けば必ず実現する」と脳に思わせることが大切とか。が、意外と出てこない。「昼寝したい」「ダラダラしたい」って、どこまでぐうたらなんだ。「宅配便出しに行きたい」「銀行振り込みに行きたい」は、やらなきゃいけないことだろっ。
夜は夜でひと苦労。(3)今日の出来事には、「一片の嘘もない、自分の生の喜怒哀楽を記録」しながらも、「悪い出来事の感情は日記で浄化」させなきゃならんのだ。コンビニのレジで割り込まれた日は、「クソババア、割り込んでんじゃねえよ!!」と書いた後に「でもオバチャンはとても急いでたのだろう」。いや、浄化できねーし。(4)感謝の言葉もなかなか思いつかず、「特になし」が2日続くと、人としてどうなんだろうと思い始めるように。(5)成功法則は「単純なこと、一見バカバカしいと思えること」で構わんらしく、例には「柿を食べると元気が出る」「悲しいときは中島みゆきの音楽を聴くと落ち着く」などが。……確かに。とはいえ、これまたなかなか発見できず空白が多くなってしまった。
結局、2週間続けることはできたけど、効果のほどは正直不明。間違いないのは、この日記を残して突然死はできないってことだな。
◆結果
恥ずかしい本音を赤裸々に書くので日記を残して突然死できない
イラスト/坂川りえ
― [たった1分で自己改革]に本気で挑戦【2】 ―
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