更新日:2014年03月03日 19:44
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海外では当たり前の「サッカー・コラージュ報道」バカ画像集

 フランス国営テレビ「フランス2」の謝罪で一応の決着を見た“川島永嗣コラージュ事件”。おさらいしておくと――同テレビが10月13日、サッカー日本代表の川島永嗣に腕が4本ある合成写真を紹介し、「福島(第一原発の事故)の影響ではないか」とジョークを飛ばしたことから、ファビウス仏外相が非公式ながら謝罪する事態に発展した。  川島はオフィシャルブログ「Life is beautiful」で「正直、昨年の出来事からこういった出来事がまた起こってしまったことは非常に残念です。」(10月19日)と書いている。「昨年の出来事」とは、昨シーズンまで所属していたリールセ(ベルギー)での試合中に相手チームサポーターから「カワシマ・フクシマ、カワシマ・フクシマ」と侮辱されたことである。試合は川島から審判への要望により一時中断となった。 「フクシマ」を揶揄されることは、日本人からすればユーモアで済ますレベルではない。しかし、コラージュ画像自体は、海外のスポーツメディアにおいて使われる例は多いのだ。そのいくつかを紹介しよう。 ●マンチェスターシティ(イングランド)のジョー・ハートが起用されているスペイン飲料メーカーのCM。 ⇒【画像】はコチラ
https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=318576
マンチェスターシティ※参照元 http://www.marca.com/2012/10/17/futbol/futbol_internacional/premier_league/1350464444.html ●スペイン紙マルカより。これまでの試合でレアルマドリード(スペイン)の選手にイエローカードが多く出されていることFCバルセロナ(スペイン)と比較しながら表現している。 ⇒【画像】はコチラ
https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=318585
FCバルセロナ※参照元 http://elblogdebem.blogspot.jp/2011/01/el-marca-vuelve-hacer-el-ridiculo.html ●イタリア紙ガゼッタデッロスポルト。日本代表の長友佑都が所属するインテル(イタリア)と同紙がコラボレーションしたオフィシャルシャルグッズの広告である。 ⇒【画像】はコチラ
https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=318586
インテル※参照元 http://www.advertolog.com/rcs-gazzetta-dello-sport/print-outdoor/guru-1-13993005/ ●アルゼンチン紙オレより。ボカジュニアーズ(アルゼンチン)監督(当時)のクラウディオ・ボルギがチームの好不調の波を嘆いているという記事。 ⇒【画像】はコチラ
https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=318589
ボカジュニアーズ※参照元 http://pixhost.me/pictures/1525701 ●同じく、イタリア紙ガゼッタデッロスポルトより。負傷が多いACミラン(イタリア)所属のアレシャンドレ・パトを負傷歴を示しながら紹介している。 ⇒【画像】はコチラ
https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=318590
ACミラン※参照元 http://uploda.cc/img/img5087df70e4beb.jpg ●同じくイタリア代表ガゼッタデッロスポルトより。(当時)ACミラン所属のズラタン・イブラヒモビッチが、同クラブの英雄ファンバステンに匹敵することを、イブラヒモビッチにファンバステンの仮面を被らせることで表現している。 ⇒【画像】はコチラ
https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=318595
ACミラン※参照元 http://uploda.cc/img/img5087dfab8eb07.jpg ●マンチェスターユナイテッド(イングランド)のオフィシャルマガジンより。日本代表の香川真司が同クラブに入団する際に、侍の格好をした香川がスタジアムに乗り込む写真を表紙にしている。ライバルチームのマンチェスターシティ(イングランド)の選手が香川の襲来に逃げ回っている。 ⇒【画像】はコチラ
https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=318608
マンチェスターユナイテッド※参照元 http://uploda.cc/img/img5087def5d2848.jpg ●スペイン紙ムンドデポルティーボより。FCバルセロナとセルティック(スコットランド)の平均身長の差を強調している。なお、表紙にあるバルセロナのエース、リオネル・メッシは169cm。対するセルティックのエース、ゲオルギオス・サマラスは192cmである。 ⇒【画像】はコチラ
https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=318613
FCバルセロナ,セルティック※参照元 http://uploda.cc/img/img5087dfdd01f38.PNG ●ペルー紙エルポプラールより。ペルー代表のフアン・マヌエル・リスコ・バルガスとクラウディオ・ピサーロがパラグアイ戦で全く活躍できなかったなった際の記事。サポーターは試合中、ペルーの中心である2選手の名を口に出すとこはできなかったと批判している。 ⇒【画像】はコチラ
https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=318618
ペルー代表※参照元 http://uploda.cc/img/img5087e0d481f71.PNG ●イタリア紙ガゼッタデッロスポルトより。(当時)ACミラン所属のロナウジーニョのお得意のゴールパフォーマンスと、対戦相手であるインテル(イタリア)の(当時)監督ジョゼ・モウリーニョのアクションを連続写真によって比較している。 ⇒【画像】はコチラ
https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=318619
ACミラン※参照元 http://kiosko.net/it/2010-01-19/np/gazzetta_sport.html ●イタリア紙ガゼッタデッロスポルトより。ACミランのメンバーをイラストで描いている。 ⇒【画像】はコチラ
https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=318624
ACミラン※参照元 http://xavoun.skyrock.com/2953005179-AJ-Auxerre-Milan-via-la-Gazzetta-dello-sport.html  紹介したコラージュ写真の多くが海外の一流スポーツ紙などの表紙、一面を飾ったのものだ。特にいくつか取り上げたイタリア紙ガゼッタデッロスポルトは、試合結果をそのまま報じるよりも、扇情的な内容が多い傾向にある。 ⇒後編『活発なフォトジャーナリズム』に続く https://nikkan-spa.jp/318574 <取材・文:岡田恭平 構成:島田健弘> ― 海外では当たり前の「サッカー・コラージュ報道」バカ画像集【1】 ―
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