変な日本語に失笑! 中国「偽TENGA」を分解してみた
先日お伝えした、マエアツや蒼井そらのダッチワイフがならぶ中国広州市のアダルトグッズ市場(https://nikkan-spa.jp/329694)で、ドラゴンガジェット取材班は気になるブツを入手していた。それはご存知、日本製人気オナカップの「TENGA(テンガ)」にそっくりな商品である。これは果たして本物なのか。さっそく分解してみた。
入手したそのTENGA風の商品は、市場の一角にあるオナニーグッズ専門店で山積みにされていたものだ。ほかの中国製オナカップが200~300円ほどで売られているなか、それは700円以上と高価であった。
⇒偽TENGA【画像】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=336308
本物と同様、赤と白を基調とした本家そっくりのボディには、「TENEA」の文字が見て取れる。テンガならぬテニー??? 有名なSONYの偽物「SQNY」のように、GをEに一文字だけ変えただけの劣悪なパチモンのようだ。さらに裏面にもお客様相談センターの番号まで書かれてあり、さらに「特許出願中」の文字も見える。しかし、よく見てみると上部に、ニセモノである事を裏付ける怪しげな日本語を発見したのだった。
「ミシソ目タノネヌヌヒハミニニソハババ」
「ビブバネノネネヒスフヒハワヲホノサケケケククケケ」
⇒不穏な文字列【画像】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=336311
前半は「ミシン目に沿って」とでも書きたかったようだが、後半は全く意味不明である……。とにかくミシン目に沿って開封すると、プラスチック製のカップのなかから白い樹脂の固まりが顔を出した。真ん中には挿入口と思われる丸い穴が空けられている。そこに指を突っ込んでみると、イボイボした感触が指を覆った。いわゆる「カズノコ天井」が再現されているようだ。
⇒偽TENGA中身【画像】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=336309
指を抜くと、ペンキやネイルリムーバーのような揮発性の鋭い臭いが鼻を突いた。さらに指先に若干かゆみすら感じる。こんなものに大切な愚息を突っ込めるわけがないと確信した筆者は、樹脂の部分とプラスチックの部分を引っ張り出してみた。すると出てきた中身がこちら。
⇒偽TENGA分解してみた【画像】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=336312
樹脂の部分はごく一部で、それ以外の隙間はクッション素材の詰め物がされた粗悪品なのであった。まったく、こんなもので自らを慰めろとは、男をバカにしているにもほどがある。そもそも現代技術の粋を結集した本物のTENGAにも失礼だ。この国では日本製品のニセモノは見慣れたはずだったが、今回ばかりは妙に腹立たしい気分になったのであった。
【取材・文・写真/ドラゴンガジェット編集部】
ガジェット好きのライターや編集者、中国在住のジャーナリストが中心メンバーとなり、2012年1月から活動を開始。東京と深セン、広州、ニューヨークを拠点に、最新の話題をお届けする。(http://www.dragon-gadget.com/)
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