シャッターの半押しなし!向けるだけでピントが合うミラーレス一眼
【オリンパスイメージング OLYMPUS PEN E-P3】
09年末に登場したE-P2の後継となる第三世代のPEN E。シリーズで初めてストロボを内蔵したほか、画像エンジンの改良により、従来機以上の高速オートフォーカスを実現している。モニターにはタッチパネル式の3型有機ELを採用し、ユーザーインターフェイスの自由度がアップ。画像素子は4/3型Live MOSセンサーで、本体サイズと重量はW122×D34.3×H69.1mm、約321gとなる。 ◆本格派もお試し派も満足!? 第三世代のPEN Eが登場! オリンパスの「PEN E―P3」に慣れると、沁みついたシャッターボタン半押しの習慣を忘れてしまうかもしれない――。 このE―P3は、第三世代のフラッグシップとして投入されたミラーレス一眼。多くの一眼レフが採用している位相差オートフォーカスよりもさらに速い「FAST AF」システムを導入したのが、最大の特徴の一つだ。 この新機構により、カメラを向けると常にピントを合わせる「フルタイムAF」機能を実現しているのがポイント。これにより、シャッターボタンを半押ししてピントを合わせる手順が不要になるので、思い立ったら即座に写真に残せる。モニターでアングルを確認するわずかな瞬間だけでフォーカスが合うので、実用性は非常に高い。 さらに、本体にストロボを内蔵したことで、標準レンズを装着してしまえばオールインワンで使えるようになった。撮影した写真のフィルター加工やエフェクト処理も充実しているので、コンパクトデジカメや従来のミラーレス一眼から乗り換えても、不満や違和感は覚えにくいはず。トータルで見ても穴がない。安心して半押しの習慣を忘れられるのだ。加えて、有機ELモニターのタッチ操作も試してみる価値あり。画面のガイドに従ってタッチしていけば、未踏の設定もすんなり施せる。 また、ボディ周りのオプションが充実しており、質感や外観にとことんこだわれるのもPEN Eシリーズの強みだ。特にE―P3からはグリップも着脱式となっているため、本体とバランスをとりながら、デザインにアクセントをつけることができる。マイクロフォーサーズレンズも、初登場から3年近く経ちバリエーションも十分に増えている。 ミラーレス一眼は主要メーカーから注力モデルが投入され、市場全体が盛り上がっている。そのなかでも、本格派とお試し派が一緒に満足できそうなE―P3の存在感は大きいだろう。●サブカルライター・古田雄介の物欲刺激度 2.5/3
●編集担当Kの物欲刺激度 3/3
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