手帳は不要!? デキる人ほどGoogleカレンダーを使っていた
週刊SPA!12/4発売号では「革命的! 手帳の活用術」を特集している。第一線で活躍する著名人たちにリサーチしたところ、多忙である人ほどデジタルに移行していたことがわかった。その一人でもある、外資系の投資銀行に勤める藤沢数希氏は「手帳ってそんなに書くことありますか?」と、バッサリ。ビジネスマンの傍ら、今や大人気ブロガーとしても影響力があり、スケジュール管理は大変そうだが、意外にも誰よりもシンプルだった。
「僕はGoogleカレンダー一択です。僕の場合、仕事のアポイントメント、執筆の締め切り、会食の予定くらいしか入れないので、管理上、特別なことをしているわけではありません。そもそも、予定を詰め込みすぎて手一杯になってしまうと、健康上よくないですしね(笑)。それに、2週間以上先の予定はほとんど入りませんからスマホ管理だけで充分です」
さらりと言っているようだが、藤沢氏は、締め切りを落としたことは一度もないそう。
また、有名人ならではのある行動で、自分にプレッシャーをかけてスケジュールが遅れないようにしているという。
「ゆっくり過ごす日はほしいので、余裕を持ったスケジュールにしています。とはいえ、自分だけの約束だけでは難しいので、ブログに『メルマガは土曜日までに配信します』と宣言したりします。追い込みをかけるためには、ツイッターなどで『もし守れなかったら100万円寄付します!』くらいに宣言したら絶対守れそうなので、やってみようかと(笑)」
たしかに単に紙に書くだけよりも効果的な気がする。そもそも藤沢氏、物を持たない主義なのだ。
「スマホだけでなんでもできちゃうじゃないですか」
このように予定の優先順位に関しても非常に合理的なのが特徴だ。例えば飲み会に関しても……。
「ビジネスになることから率先的に参加します。たとえば取引先とのディナーや出版関係の飲みなどがそうです。一方でお金が絡まない友人たちとの飲みは数か月に1回程度ですね。まぁ誘われるタイプでもないんですが(笑)」
必要のあるものだけ予定に入れてスマートにする。これこそデキる人の究極の管理術なのだ。
【藤沢数希氏】
欧米の研究機関にて理論物理学の分野で博士号を取得。その後、外資系投資銀行に転身。主宰するブログ『金融日記』は月間100万PVに及ぶ。最新刊『外資系金融の終わり』が発売中。
<取材・文/日刊SPA!取材班>
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