嫁をずっと愛でられるかは、旦那の“水やり”次第
―[嫁をもう一度「好き」になる技術]―
恋愛当初のドキドキ感も今は昔。既婚男性の大半は、嫁に対して「恋人」ではなく「家族」という意識を強く持っているもの。家族、母親、同居人としてしか見れなくなった「嫁」を、どうすれば「女」として好きになれるのか。恋愛、セックスのエキスパートであり、自ら愛妻家でセックスフルを公言する達人が、“妻LOVE”であり続ける秘訣を語る!
◆妻をずっと愛でられるかは夫からの“水やり”次第です
「もしも、いま現在、妻に対して好きだという感情が薄れているとして、その原因を自分の内面から探すのは無駄な行いです。ましてや自己暗示をかけて“好きだ!”と思い込むのも難しい。人間は非常に素直な動物ですから。きれいな花を見れば、きれいだと思い、可憐な花は、かわいいと思う。造花をきれいだと絶賛しても、そこには嘘がありますよね」
さっそく独自の理論を展開するのはスローセックスでおなじみのアダム徳永氏。
「そもそも妻が、興奮できるかわいい女になってくれない限り、情は戻りません。だからこそ、男がいかに振る舞うかが重要です。カギとなるのはコミュニケーションとスキンシップ、そしてセックス。まずは日常的に『きれいだね』『ありがとう』といった花を開かせる言葉をかけること。恋愛のときは、誰もが自然と口にしていましたよね? すぐに再開してください」
とはいえ、急に愛の言葉をかけたら、妻がドン引きし、最悪、浮気の疑いをかけられるのでは?
「反省会ではないけれど、お互いの気持ちを伝え合う作業をしましょう。たとえば、『オレは夫として何点かな?』と聞いて『70点』という答えが返ってきたら、『マイナスになっている30点はどんなところ?』と。不満を聞き、誤解を解きながらスキンシップを増やしていく。寒い季節であれば、手を繋いだり体を寄せ合って散歩してみるのもいいでしょう」
手を繋ぎ、体を寄せ合ううち、妻に“女”を感じるという。
「そして、最も重要なのはセックスです。ほとんどの男性は、挿入と射精による性欲処理のジャンクセックスに陥りがち。しかし、セックスによる愛情表現は、セックス以外の行為では代替できません。ぜひ、妻に女性としての喜びを与えるスローセックスの技術を身につけてください。いいセックスをした次の日、妻は本当に元気がよく、いきいきと輝いていますから」
【アダム徳永氏】
スローセックスを提唱するセックスセラピスト。’04年に「セックススクールadam」を設立。『妻を愛する技術』など著書多数
取材・文/メコン伝助 藤井たかの 猪口貴裕 佐口賢作 池田達哉(本誌)
撮影/大澤邦彦(luzfoto) モデル/森尾裕子 名嶋真
― 嫁をもう一度「好き」になる技術【9】 ―
『妻を愛する技術』 ちゃんと愛せていますか? |
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