タッチ対応のWindows8PCは、完成度が高まっている
【Panasonic Let’s note AX2 CF-AX2TETBR】
360度開いてタブレットモードにもなる11.6型のモバイルノート。Core i7と128GB SSDを搭載するシリーズ最上位モデルで、バッテリ駆動は約9時間となる。サイズと重量はW288×D194×H18mm/約1.14kgだ。店頭向けで初のブラックモデル「CF-AX2TETBR」は台数限定だが、シルバーモデル「CF-AX2QEQBR」は通常生産される。実勢価格20万9800円。OSはWindows 8 Pro 64bitだ ◆マイチェンでパワーアップ!完成度が高まったLet’s note AX 過去に例のない真新しい道具は、細かな調整を重ねて完成度を高めていくのが常だ。Windowsで初めて本格的なタブレット操作を採り入れた、タッチ対応の8パソコンは、今そのパターンの渦中にいる。 「レッツノートAX2」はWindows8とともに昨年10月にデビューした。一見普通のモバイルノートのようだがタッチ操作に対応しており、液晶面をキーボード面の裏側まで折り返すと、タブレット端末に切り替わる。複数のスタイルで使えるコンバーチブル型モデルのなかでも構造がシンプルで、キーボード操作もタッチ操作も無理なく併用できるのが魅力だ。 初代から、タブレット時はキーボードが自動でオフになる仕様で、左右クリックボタンの中央に入力をロックするHOLDボタンも用意されていたが、新モデルはこのボタンを強化。本体が動いた時点で入力がオフになる設定が選べるようになり、モード変更中の誤入力も防げるようにした。また、登録したショートカットキーによって、液晶面の回転角度にあわせてデスクトップの向きが変えられる「画面回転ツール」も新搭載。例えば液晶面を270度程度回して逆V字で机に置いたとき、ショートカットキーひとつで画面の天地が切り替えられるので、家族で写真を鑑賞するのに最適だ。あるいは、液晶面を180度倒した状態で、机の向こうの人にプレゼンシートを見せる際に画面を切り替える目的でも使えるだろう。ノートともタブレットとも違う、第三の形態で利用できるようになるわけだ。 新モデルではCPUを強化して基本性能を底上げしていることも見逃せない。しかし、直接的な便利さの拡大は、マイナーチェンジといえる細かな改良によるところが大きい。この、かゆいところに手が届く的な強化が頻繁に味わえるのが、「出たばかり」のWindows8マシンの面白いところ。なるべく新しいモデルを選んだほうが、お得な思いができる可能性が高いのだ。◆サブカルライター・古田雄介の物欲刺激度 2.5/3
◆編集担当Kの物欲刺激度 2/3
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