「うどんミュージアム」人気1&2位のユニークうどん
―[激論!全国[ご当地うどん]バトル]―
今や全国的におなじみとなった讃岐うどん。しかし、それ以外にも全国各地にさまざまなうどんがある。そばよりも地域性が強く、それぞれの土地の人がそれぞれに愛着を持っているうどん。そんなご当地うどんの魅力を熱く語り合っていただきましょう!
◆全国のご当地うどんを目と舌で楽しめる[うどんミュージアム]に行ってみた!
京都・祇園に昨年12月にオープンした「うどんミュージアム」。全国のご当地うどんが食べられるという話題の施設だ。メニューは現在約30種類。普通サイズと食べ比べサイズ(半玉)があり、半玉サイズを2~4杯食べる人が多いという。
一番人気は栃木県の耳うどん。2位が群馬県のひもかわうどんで、この2つが図抜けているとか。
「やはり関西圏のお客さまが多いので、珍しさもあるのでしょう」と言うのはマネジャー・石井真人さん。
にしても、なぜ“うどん県”ではなく京都にうどんの博物館を?
「よく聞かれるんですが、香川と京都では観光客の数が20倍違うんです。京都は海外からの観光客も多いですし、より多くの方にご当地うどんのよさ、日本のうどん文化に触れていただくにはやはり京都かなと」
ミュージアムというだけあって、館内には全国各地のうどんの麺の太さや形状の比較展示、うどんの歴史や製法に関する展示などもある。
「今後は見る要素をもっと充実させていきたい。地域ごとのうどんの特徴を知ったうえで食べてもらったほうが、ただ食べるより記憶に残るでしょう。そこから地域の文化に興味を持っていただき、地域活性化につなげていければと考えています」
【耳うどん・栃木県】
栃木県佐野市仙波町に伝わる郷土料理。耳の形をした麺が珍しく、食感はすいとんに近い
⇒【写真】https://nikkan-spa.jp/404634/tochigi
【梅うどん・和歌山県】
これからの季節に石井さんおすすめの一品。和歌山名産の梅を練り込んだ麺がさわやかだ
⇒【写真】https://nikkan-spa.jp/404634/ume
【ひもかわうどん・群馬県】
群馬県桐生地域の郷土料理。薄くて幅広の麺が特徴で、その幅は10cmを超える場合もある
⇒【写真】https://nikkan-spa.jp/404634/gunma01
【うどんミュージアム】
住:京都市東 山区祇園町北側238-2
営:11:00~22:00
料:入場無料。 うどんは半玉サイズ400円~
電:075-531-0888
取材・文/石島律子 漆原直行 昌谷大介 新保信長
写真提供/うどんミュージアム 取材協力/アイオイクス
― 激論!全国[ご当地うどん]バトル【9】 ―
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