更新日:2013年06月11日 10:42
デジタル

メモや音声をEvernoteに保存できるボールペン

【ソースネクスト Livescribe wifi スマートペン 2GB】

ソースネクストから5月31日に、メモと音声をクラウドにアップロードできるデジタルボールペン「Livescribe wifi スマートペン」が発売された。会議の音声やメモをデジタルに取り込むアプリやデバイスはたくさんあるが、自動でEvernoteに保存できるのは大きな特徴と言える。価格は約1万9000円と高めだが、惹かれるデバイスであることは確かだ。さっそく物欲刺激度をチェックしてみよう ソースネクスト Livescribe wifi スマートペン 2GB◆会議の音声とメモしたデータをEvernoteへ保存できるボールペン  会議の議事録を取ることが多いなら、「Livescribe wifi スマートペン」に注目。書くだけ、話すだけで議事録を丸ごと記録し、クラウドストレージにアップロードしてくれるスグレモノだ。  ソフトタッチグリップの大きめのボールペンにマイクとスピーカー、2GBメモリなどを搭載し、約200時間の録音が可能。ペン先にはセンサーが搭載されており、ボールペン単体で、書き込み位置を把握し、書いた内容を記録できる。Wi-Fi機能も内蔵しており、単体でネットに接続し、クラウドサービスの「Evernote」にメモと音声をアップロードできる。
ソースネクスト Livescribe wifi スマートペン 2GB

ペン本体には小さなディスプレイが搭載されており、録音時間やバッテリー残量をチェックできる。上部には電源ボタンを用意。下のスリットはスピーカーだ

 このペンでメモを取るだけで議事録が取れるのは便利。筆者は会議後に、メモをコピーさせてくれと言われることが多いのだが、その場でEvernoteからメールで送信できれば、驚かれることだろう。  Evernoteのアカウントは無料版でも有料版でも構わないが、気になるのがアップロードの容量制限。無料版だと60MBしかないし、有料版でも1GB。ところが、うれしいことに本製品の利用開始手続きを行うと、音声のアップロード用として約500MBの追加容量が無料で利用できるようになる。約70時間分なので十分だろう。  ちなみに、書いた内容を読み取る場合にはマイクロドットのパターンが印刷されている専用紙が必要になる。本製品には専用ノートが50ページ分付いているので、購入後すぐに使い始められる。シリアル番号でユーザー登録すると、マイページから専用紙を印刷するためのPDFファイルをダウンロードすることも可能。自分で印刷するのが面倒なら、専用紙のノートやメモパッドが発売されており、購入してもいい。  必ずしも必要なアイテムではないが、ガジェットマニア心をくすぐられる製品。会議の場で何回か自慢できればいいと割り切って、購入してみようと思う。

■ITライター柳谷智宣の物欲刺激度 2.5/3

会議の内容はiPhoneアプリで記録しているがバッテリー消費がネック

■ 編集担当Kの物欲刺激度 3/3

もっぱらメモは手帳に簡単に走り書き。ICレコーダーの録音も聞かず、その日のうちに走り書きしたメモを見ながら、記憶を引き出し、まとめる方法だった。ところが最近、記憶の引き出しに時間がかかる記者。もう少し精度の高いメモが必要だと思っていた。せっかくなので、こうしたガジェットを駆使してみたい
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