“サブカル文化人”専門カキタレの生態
お笑い芸人用語で、「やるだけ」要員の女性のことを「カキタレ」というが、サブカルやメディア界隈の男ばかりを好むカキタレも存在する。
夫が某サブカル誌の編集長をしているライターの伊藤あいりさん(仮名・35歳)も最近、夫がカキタレと関係を持っていたことが発覚。
「夫が毎年、出張だと嘘をついてサマーソニックにその女と一緒に行ってたんですよ! 浮気していたことはもちろん、相手がその女ということもショックでした」
浮気相手の女性は、夫をまじえた飲み仲間のうちの一人。都内のイベントスペースで行われるサブカル系イベントの常連で、なぜかいつも打ち上げに顔を連ね、“お持ち帰り”されている女性であった。
そうした、「サブカル&メディア系カキタレ」たちの意図は何か?
某芸人のマネージャーと関係したことのある「元カキタレ」佐伯ユカさん(仮名・33歳)は話す。
「正直、収入は普通のリーマンと変わらないけど、普通の人には体験できない特殊な世界のことを知ってるから魅力的に見えるんですよね」
アンダーグラウンド系の著書を数冊出している男性ライターS氏(既婚)は話す。
「こうした女性は、サブカルやマスコミに携わる業界人を”一般よりも文化的素養があって、話も面白くて、少し有名だけど手が届く範囲にいる存在”として見ている一方、一般の男を見下している。ちょっとした業界の裏話をするだけで恍惚としてますよ。こっちが既婚者だろうとお構いなしですから、打率が良い」
とはいえ誰でも良いわけではないらしい。
「飲み会や、イベントの打ち上げには何故かいるので『ああ、新しいアレか』と思うわけです。なので簡単にヤれるのかと思って誘うと『はあ? そんなんじゃないですから』とか言う。しかし蓋を開けてみるとそのグループで一番影響力のある人間に食われている。つまり彼女たちは、『その人脈のトップ』しか狙わないのが特徴なんですよ。ちなみに一番モテるのは『評論家』ですね。もう評論と口説きがゴッチャになってますからね、小難しいことをまくしたててハイ、ヤっちゃいました的な」(S氏)
ただしネット普及により「プチ有名人・文化人」が増えてきた今、カキタレの“鮮度”が落ちるのも早い。
「ネットラジオだったり、そこそこの人気サイトやツイッター上の有名人のオフ会など小規模な界隈を転々とし、そこのトップとヤって次の集団に移るということを繰り返す。昔は超大物ライター〇〇のカキタレをしていたのに、今はネットでしか知られてないような自称文化人にひっついているのを見て、『あーここまで堕ちたのか』と切なくなります。でも、カキタレとヤってるうちは所詮、大ブレイクできない。名前が売れると『〇〇とヤった』ってツイッターに書かれちゃいますしね」(S氏)
「彼女たち結構いい歳のコ(30代後半)も多いんですよ。結婚とか、どうするんだろう? もう”普通”の男とは付き合えないみたいだし、ヤリ捨てないで責任とってあげてほしいですね」(前出・伊藤さん)
だそうである。 <文/ヤサ・グレ子> ハッシュタグ