【東高西低のAV女優ギャラ事情】志願者急増でギャラも半減
不況に強いと言われるハダカ産業のデフレ化が止まらない。それは一見華やかに映るアダルトビデオ業界も例外ではないようだ。
関東のAVプロダクション関係者は嘆く。
「女優のギャラは下がるところまで下がった、という印象です。作品が売れないこの時代に反比例してAVヘのハードルが下がり、女優志願者が急増、買い手市場となり、ギャラにしわ寄せが行きました。ギャラは数年前と比べ概ね半減。特に十把ひとからげの企画女優に至っては本番までして2万円なんて現場もあるありさまですよ」
同様に関西AV界のギャラも半減している。特筆すべきは、最もリスクが高いと思しき裏ビデオ(モザイクなし)のギャラが暴落していることだ。関西のプロダクション関係者が笑い飛ばす。
「どうしても即金が欲しい一回限りの単発出演のコは5万円なんていうのがザラ。騙してはいないけど、裏ビデオだと知らせてないケースも多いから、この金額でも納得するんでしょうね(笑)」
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こうした女優受難の時代にあっても志願者は後を絶たず。彼女らにとってはまだまだ魅力のある世界のようだ。前出の関東のプロダクション関係者によれば、「最近では月に20人以上は面接に来る」と言う。では、なぜ彼女らはビデオで股を開くのか業界歴15年のAV制作会社社員はこう分析する。
「今の若いコたちは有名AV女優やセクシー女優がアイドル視されているのを目の当たりにしていますからね。そんな憧れから業界に入ってくるコも少なくない。もちろん単体女優になってひと山当てて、がっぽり稼ぎたいってコもいますが少数。ほとんどのコが『楽にそこそこ稼げればいい』と考えています。風俗でも1日に3万円を稼ぐのは大変な時代ですからね」
AVの出演料は暴落し、一日3000円のギャラで働く風俗嬢どころか、激安風俗の面接すら通過できない者まで出る風俗産業。もちろん、風俗産業に限らず、女性に対する風当たりは決して弱くないのが現代社会だ。そんな中、強かに生き抜く女性もいれば、傷つき消耗する女性もいる。
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