話題沸騰!固定電話型PHS「イエデンワ」が斬新すぎる
iPhone5が発表され大きな話題を振りまき、ケータイ各社も秋冬の新機種を一斉に発表した。NTTドコモは、これまでのガラケーの最上位機種を廃止、スマートフォンへの移行を鮮明にした。auも、ガラケーの新機種はわずか12機種中3機種にとどまり、ソフトバンクは御存知の通りiPhoneシフト。auのiPhone5参入の噂も囁かれるなか、国内のケータイ市場は完全にスマホ中心に舵を切ったといえる。
しかし、これらスマートフォンの基幹技術はどれも海外製。“技術立国”日本の企画力と立場はもうないのか……。そんな危惧を抱いくなか飛び込んできたのが、ウィルコムの最新機種ラインナップで文字通り「大きな」存在感を放った「イエデンワ」というPHSの存在だ。その名の通り、どう見ても自宅用の固定電話にしか見えないが、れっきとしたPHS回線のケータイだ。このルックスに「その発想はなかったわ……」と話題沸騰。
※週刊SPA!10/4発売号「日本発マッドすぎるケータイ(珍)図鑑」より。
取材・文/タブロイド
この企画はどのようにして生まれたのか?
「家庭での長時間通話や携帯電話の操作が苦手な高齢者の方、また企業の災害時の緊急回線用などを想定しています。昨年末からの『だれとでも定額』と、『もう一台無料キャンペーン』開始後、幅広い年齢層の方々が当社サービスへご加入いただいているなか、自宅で利用できるプロダクトとして企画しました」(ウィルコム広報担当)
と、どうやら家電話の置き換えを狙った商品のようだ。意外と言っては失礼だが、顧客からのリアクションも上々で、iPhoneや、高機能一辺倒のガラケーと比べ、機能を削ぎ落した引き算の美学を感じる人も多いようだ。
ガラケー全盛時代にも「イエデンワ」くらいのチャレンジ精神があれば、スマホ一辺倒の現状から変わっていたかもしれない。
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