更新日:2016年12月16日 20:25
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「カロリーゼロ」は空腹感が増し、メタボリスク高まる

健康に関する情報が氾濫している昨今、どれが正しく、どれが怪しいかを一般人が見分けるのは難しい。特定の企業・団体の利権や意向が複雑に絡み、根拠の乏しい健康の常識も世の中には氾濫している! ◆「カロリーゼロ」商品に含まれる人工甘味料でメタボリスクは高まる メタボ メタボ対策や健康志向の高まりから、巷に溢れるカロリーゼロ商品。しかし、これらに添加されている人工甘味料には、さらに空腹感を増し、依存性を高めるという裏がある。  テキサス大学の研究チームは、定期的に「カロリーゼロ」を謳うダイエットソーダを飲むグループと飲まないグループを数十年にわたり追跡調査。両者を比較したところ、飲む人は飲まない人に比べウエストが70%以上太くなったことが判明した。さらに、メタボリスクが36%、糖尿病リスクが67%も高かったという。そもそも、「カロリーゼロ」という表示は含有カロリーがゼロという意味ではない。太るリスクは高まるので注意されたし。 ◆大酒飲みよりもお酒を飲まない人のほうが早死にする!  テキサス大学の心理学者チャールズ・ホラーン教授は55歳以上の男女446人を対象に、20年間にわたって研究を行った。被験者は「お酒を飲まない」「適度に飲む」「大酒を飲む」の3つに分けられ、健康リスクを分析。その結果、最も死亡リスクが低かったのは「適度に飲む」グループ。それに比べ「大酒を飲む」は42%、「お酒を飲まない」は49%も死亡リスクが増加したのだ。1日1、2杯の飲酒が最も長生きに効果的なのだという。 ― 実は根拠のない健康常識のウソを暴く!【6】 ―
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