新日本プロレス1.4東京ドーム直前イベントに女子中学生が乱入
ここ数年、急速な人気のV字回復が話題を集めている新日本プロレス(以下、新日本)。年明けの年中行事「1・4」東京ドーム大会に向け、ファンの盛り上がりも過熱する一方だ。
そんな中、新日本がタワーレコードとタッグを結成するという。店内には棚橋弘至とオカダ・カズチカによる「NO NJPW, NO LIFE.」の巨大ポスターが貼られ、プロレスのグッズが人気ミュージシャンのCD脇に並ぶ。12月28日にはそのオカダが新宿店でイベントに出席し、多くのファンが殺到した。タワーレコード担当者が舞台裏を語る。
「不勉強で申し訳ないのですが、まず若い女性のお客様が多いことに驚かされました。関連グッズ3000円以上の購入で入手できるイベント参加権は、200枚が即日完売。イベント・スペースの外から眺めている方も含めると400人以上は集まっているんじゃないかと思います。11時の開店時点から並んでいたお客様もいたそうで、大変ありがたい話ですね。人気ミュージシャンでも、ここまでの反響は珍しいですよ」
さてイベントはオカダの登場前に、まずアイドルグループ・さくら学院の田口華と磯野莉音が紹介されてステージに。2人はさくら学院での活動と並行して、プロレス同好会を結成。ライブではリングまで用意して、プロレスの啓蒙活動を展開しているのだ。
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特に田口は中学生ながら筋金入りのプロレス・マニアとして知られており、注目している選手について軽く尋ねられると、「本当はYOSHI-HASHI選手なんですけど、1・4の前ということで田口隆祐選手。私が知っている田口選手はアフロ後で、(プリンス・)デヴィッド選手のタッグ・パートナーだったりとか、キンプロ名人のイメージが強いんです。最近は言動がすごく目立っていますよね。12年間使っていなかったアンクル・ホールドを繰り出してみたり、ある意味でジュニアっぽくない闘いぷりが面白い。1・4ではバレット・クラブ入りしたケニー・オメガ選手と対戦ということで、こちらもすごく楽しみです」と通も唸らせる発言を連発。一方の磯野は田口に誘われて同好会入りしたものの、まだプロレスの“いろは”を勉強中とのことだ。
会場が温まったところで、入場曲『RAIN MAKER』に乗り登場したオカダは「新日本プロレス中等部3年、オカダ・カズチカです! よろしくお願いします! 今、応援している選手は外道選手です!」と、いつものニヒルさから一変して中学生っぽい自己紹介。早速、「キャーーッ!」という黄色い歓声を浴びていた。
年末ということもあって2014年を振り返る中、オカダは「たしかに会場が満員になったりはしたけど、自分の中では物足りなかった」と、まだまだ俺はこんなものじゃないと言わんばかりの発言。返す刀で「今後はタワーレコードにも金の雨をどんどん降らせますよ。また僕が(IWGP)チャンピオンになってイベントをすれば、自然と金の雨が降るでしょう。そのときはベルトを持ったバージョンでポスターも撮り直しましょう!」と大胆提言。新たな時代を切り拓いてきた男ならでの自信に満ち溢れていた。
また1・4に関して話が及ぶと、磯野は「まだプロレスに詳しくないので華に聞いたところ、“中邑(真輔)選手VS飯伏(幸太)選手の試合が初心者にも向いているかも”と勧められました」と素直に告白。この時点でオカダも苦笑気味だったが、ここから田口は「どちらの選手も実力者だから楽しめると思う」と独自のプロレス論を展開。「飯伏選手は、魅せながら闘うじゃないですか。プロレスの魅力って、ただ相手を潰しにいくだけじゃなくて、お客さんに魅せながら潰していくところだと思うんです。ただ相手を潰すだけなら殺し合いになっちゃう」と熱く語っていく。その様子を見たオカダは「……すごく好きなんだね」と感心した様子で、「でも、そうだよね。みんな(観客)がいるからね。殺し合いじゃないもんね」と、最後は田口に話を合わせていた。
なお田口は、1・4前日の1月3日に行われるイベント「大プロレス祭り2015」にも参戦。またタワーレコードでは、新宿店・渋谷店をはじめ全国14店舗で「NO NJPW, NO LIFE.」ポストカード2種プレゼント・キャンペーンを実施。1月5日~1月19日の期間内に、1・4のチケット半券をレジで提示し、2000円以上の買物をすると棚橋とオカダのポストカードがもらえるという。こちらもあわせてチェックしておきたい。 <取材・文/日刊SPA!取材班>
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