「猫の陰部」を愛でるフェチが増加中?
肉球・ヒゲ袋・つま先……。動物のパーツをフェチ的に愛でる人は多い。だがその性癖がついに仰天の域にまで達した。いま、猫の陰部を愛する人が続出しているのだ。
動物の変なところを愛でる趣味といえば、ハムスターが有名。ハムスターのケツ、略して「ハムケツ」は、写真集がいくつも出版されている。またウェルシュ・コーギーなどシッポのない犬の尻が丸っこくて、かわいい犬の尻を好きな人も多い。
だが猫の場合、もっとピンポイントだ。猫の睾丸こと「ふぐり」が対象なのだ。その人気っぷりは、まとめサイトなどの数でうかがい知ることができる。そして、ついにこんな商品まで現れた。猫のふぐりをかたどったフェルト雑貨だ。その名も「ネコケツ」。
【ポポラーレさん】
岩手県花巻市にて手作り猫雑貨や天然石アクセサリーなどを販売。ネコケツの販売予定はTwitterにて発表。 @popolare1483
手がけたのは、手芸作家のポポラーレさん。ハンドメードマーケット「minne」にて販売している。なぜこのようなアイテムを手がけたのか。
「最初は、額縁から猫が顔を出している姿をつくろうと思ったのですが、いまいち平凡と思い、お尻を出している姿をつくりました。このような姿を公にしていいのかと悩みましたが、いざ販売すると反響が大きくて驚いています」
昨年6月にお試しで販売した品は、その日のうちに完売。再販した作品も、数時間で完売。すでに125個も販売しているが、作った先から売れていく。手作り品のため量産できず、予約客を待たせている状態だ。まさしく“猫”の手も借りたい程の忙しさという。
この猫のふぐりアイテムは、どのような人が買っていくのだろうか。
「ほとんどが男性です。チャトラ・ミケ・サバトラ柄が基本ですが、オリジナルの柄をオーダーされる方もいます。女性はプレゼント用に購入される方が多いです」
自分のイチモツ同様、猫のものにも愛着を抱くのだろうか。それにしても、猫のふぐりの魅力とはなにか。
「思わずつんつんしたくなる、ふわふわしたまるいフォルムでしょうか。私も飼っていた猫のふぐりをつついては迷惑そうな顔で睨まれていました(笑)」
ほ乳類であれば、どの動物にもふぐりは付いている。だが猫が格別なのは、その形。犬も犬種によっては、睾丸は毛に包まれている。だがそのフォルムは「ぶらさがり」型だ。股の間でブラブラと揺れる姿はなまめかしい。対して猫のふぐりは、マリモが股に付いているような密着感なのだ。卑猥な感じがしないのはそのためかもしれない。
また最近の去勢手術では、猫の睾丸を一部温存する手法が主流だ。そのため猫のふぐりを目にする機会が増え、愛着を持つ人も増えたのかも知れない。昨年11月発売の雑誌「ねこのきもち」では、猫のお尻特集が組まれた。猫のふぐり人気はますます加速されそうだ。
しかしいくら猫のふぐりが人気といっても、それはあくまで一部の猫好きの間だけのこと。くれぐれも写真を見せてセクハラと訴えられないように注意していただきたい。 <取材・文/日刊SPA!取材班>
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