更新日:2015年07月09日 22:55
デジタル

市場に無視されていた「Windowsタブレット」が急速にシェア拡大のワケ

ここ何年も変わり映えしなかったデジタル勢力図に、にわかに異変が起きている。「Windows10」を引っ提げたマイクロソフトの逆襲は成るのか!? ◆Windows タブレット 「Windows8が登場した’12年頃のWindowsタブは、重くて使いづらいくせにAndroidと比べて高価で、市場からほとんど無視されていました」と話すのは、ITライターの古田雄介氏。それが、今年に入って急速にシェアを伸ばしているという。  その理由は、昨年リリースされた「Windows 8.1 with Bing」。ライセンスを売る商売からサービスを売る商売へと舵を切ることにしたマイクロソフトは、9インチ以下のタブレットを対象にライセンス料0円でのOSの提供を始めた。これを搭載した2万~3万円台の安価なタブレットが売れているというわけだ。
Windows タブレット

「Windows10」登場間近ということで、ベータテスト版をインストールするための端末として購入するユーザーが多いとか

「この価格でサクサク動き、しかもOfficeが普通に使えるというお得感。Windows10の検証用に購入する人も増えており、売れ行きが加速しています」  Windows Phoneが天下を取るにはまだまだ時間がかかるだろうが、タブレットはすでに“主力”の風格。マイクロソフトの進撃は止まらない。 <将来性⇒○> タブ業界はWin、Android、iOSの三つ巴! ― デジタル“マイナー勢力”の今後を占う! ―
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