お小遣いが激減したサラリーマンたち「ランチは弁当が安くなる3時まで我慢」
アベノミクス効果で、株価は2万円超えを維持、企業収益も軒並み増加している。とはいえ、その恩恵を国民が一様に実感できてはいない様子。それもそのはず。新生銀行が毎年発表している「サラリーマンのお小遣い調査」によれば、サラリーマンの最新お小遣い額は月平均3万7642円。これは前年比1930円の減少であり、’79年の調査以来、過去2番目に低い数値だ。
実際、サラリーマン300人を対象に実施したSPA!独自の調査でも「今のお小遣い額に不満があるか?」という問いに「大変不満」「不満」など、不満の声が約9割から寄せられた。また、「あといくら増額してほしいですか?」という質問にも、およそ8割のサラリーマンが最低1万円以上の増額を希望していた。
さらに、消費増税や物価の上昇も追い打ちを掛けている。先の新生銀行の調査によれば、「(消費税8%を)負担に感じる」と78.2%が回答。統計局の「消費者物価指数」を見ても、’80年代から物価は約20%も上昇している。事実、ランチ代も昨年の平均541円から平均601円に。過去2番目とはいえ、物価上昇率も加味するとサラリーマンのお小遣いは史上最低も同然の低さなのだ。
そんな状況下で、「ど根性」とも言うべき涙ぐましい節約術を遂行している人がいる。
「お昼代を浮かせるため、家で握ってきたおにぎりを持って、職場近くにあるデパートに行き、地下の食品コーナーの試食をおかずにご飯を食べている」(42歳・機械)
「ランチは3時まで我慢。店をたたむ直前の路上販売で値引き弁当を買う。お腹がすいたら水道水をがぶ飲みし、空腹感をごまかす」(35歳・公務員)
8/18発売の週刊SPA!に掲載されている特集『お小遣い激減リーマンのど根性節約術』では、上記のような節約術をジャンル別に紹介。史上最低額しかお小遣いをもらえていないサラリーマンが、いかにして切る詰めているのか。涙なしでは読めないその全貌はぜひ本誌で! <取材・文/週刊SPA!編集部 イラスト/藤本康生>
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