東京モーターショー2015 [美人コンパニオン]画像集&見どころ紹介
世界の自動車メーカーが出展する「東京モーターショー2015」が東京ビッグサイトにて29日に開幕する。各社は自動運転技術を導入したコンセプト車など最先端の車を本日報道陣に披露した。一般公開は30日から11月8日まで。
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今年は11か国から160社が参加し、トヨタやホンダなど各社は燃料電池車(FCV)や電気自動車(EV)といった環境性能を高めた車のほか、新開発のハイブリッドシステムを搭載したスポーツカーを展示する。
東京モーターショーは1954(昭和29)年に「全日本自動車ショウ」として始まり今年で44回目。60周年の位置づけとなる今回の開催に先がけ、24日には乗用車と二輪車約60台のパレードが東京の銀座や日本橋で行われた。入場者数は200万人を超えた’91年をピークに減少傾向で、世界の自動車ショーにおける地位低下が懸念される。以下は各社の見どころを紹介する。
トヨタ自動車は世界初公開となるFCVのコンセプト車「FCV PLUS」を出展する。電力を「つくる/あげる/つづける」をテーマに開発し、自宅などに駐車している際は発電機として使え、つくった電気を他の自動車や地域の電力網に供給することができる。12月に発売予定の新型「プリウス」を日本で初めて一般公開するほか「トヨタS-FR」の蛍光色が眩しいボディはインパクト大だ。
ホンダは同社初となる量産型の燃料電池車(FCV)を披露した。名称は「クラリティヒューエルセル」と発表。八郷隆弘社長は「環境性能はもちろん、運転の楽しさや使う喜びも持っており、FCVを当たり前の乗用車にすることを目指している」と説明した。来年3月に日本で発売したのち、米国や欧州でも展開する。
そして日産自動車は、2020年代の実用化を目指し、自動運転技術を搭載した電気自動車(EV)の試作車「ニッサンIDSコンセプト」を初公開した。運転者の違いがある加速・減速のタイミング、対向車とのすれ違いといった運転の癖を搭載した人工知能(AI)が学習し、運転時にその癖を反映して自動走行するのが特徴だ。期間中は「リーフ」をベースにした自動運転車のデモ走行も行われる。
マツダは’12年に生産を終了し、同社だけが実用化に成功したロータリーエンジン搭載のコンセプト車「RX-VISION(ビジョン)」を展示した。小飼雅道社長は「私たちの将来の夢を形にした。まだ技術的な課題はあるが開発を進める」と述べた。市販の可能性について「まだ分からない。環境性能を高める必要がある」と慎重な姿勢を示した。
モーターショーではコンセプトカーに目を奪われがちであるが、華やかで魅力的なコンパニオンの存在をもちろん忘れてはならない。60年の歴史のなかで衣装も雰囲気も変わってきているコンパニオンの今の姿を目に焼きつけてほしい。
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<取材・文/北村篤裕 撮影/西田周平(24dakun)>
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