男性に急増中の【隠れ冷え性セルフチェック】――トイレが近い、よく胃が痛くなる…
夏の間、冷たいものばかり摂取し、空調の効いたところにいたサラリーマンは要注意! 冬本番を迎える前に、本当は怖い男の冷えの何たるかを知り、しっかりと対策を講じておこう
◆実は増加している“男の隠れ冷え性”ってどんな症状!?
「冷え性は女性特有のもの」と思っている人は多いだろうが、最近は男性の冷え性も増加中だ。ニッセンが今年7月に発表した「男女の季節感に関する調査」によると、自分が冷え性だと認識している男性は43%。全国冷え症研究所・所長の山口勝利氏は「’90年代初頭は患者のほぼ全員が女性だったが、今は男性も多い」と話す。
「汗かきで手足の冷えの実感がなくても、体の中が冷えている『隠れ低体温型冷え性』の場合があります。冷たい飲み物やお酒ばかり飲んでいて、お腹回りが出てきた男性は、このタイプの可能性ありです。また男性の場合はストレスが原因の『全身型冷え性』も多い。このタイプは体を温めると逆に悪化することもあります」(山口氏)
医師で医療ジャーナリストの森田豊氏も、「体の中が冷えて、血流が悪化することで、肩こり、腰痛、頭痛、不眠、うつなどの症状が現れることもありますし、代謝が落ちて太りやすくもなります」とその危険性を指摘する。まずは下記のリストで、自分の冷え性の可能性のチェックを!
<冷え性チェックリスト>
監修/全国冷え性研究所
(1)冬場は電気毛布・電気アンカなどを使用している
(2)温かいものを好んで食べる
(3)風邪をひきやすい
(4)肩こり・腰痛が気になる
(5)お風呂からあがるとすぐに体が冷える
(6)生野菜や果物が好きだ
(7)コーヒーやお茶が好きだ
(8)手足の末端・下肢が特に冷える
(9)トイレが近く夜中に何度も起きる
(10)胃腸が弱く、すぐに下痢をする
(11)氷のように四肢が冷えてときに痛む
(12)イライラや不眠がある
(13)足の裏・手のひらが湿っぽい
(14)体がだるく疲れやすい
(15)ささくれ・しもやけができ、爪が割れやすい
(16)皮膚のかさつきがある
(17)体全体が冷え1年を通して冷えが気になる
(18)腰痛やふらつきがある
(19)自律神経失調症といわれたことがある
(20)夏場は冷たいものを多く摂り、冷房を長時間使用する
(21)のぼせやすい・冷えのぼせがある
(22)手足がむくみやすく、トイレに行く回数が少ない
(23)舌が熱く感じ、お腹がチャポチャポ音がする
(24)貧血・低血圧である
(25)低体温傾向にある(36.0℃以下)
(26)手足がほてる
(27)よく胃が痛くなる
<結果>
チェックの数が…
0個:問題なし
1~3個:要注意
4~6個:冷え性対策が必要
7~10個:治療が必要な冷え性
11個以上:かなり重症な冷え性
【山口勝利氏】
全国各地に分室を持つ全国冷え症研究所の所長。理学博士、柔道整復師、鍼灸師。冷え症治療の第一人者として各種メディアで活躍中。著書に『冷えた女は、ブスになる。』など
【森田 豊氏】
医師・医療ジャーナリスト。現役の医師として、診療に従事するとともに、テレビや雑誌などさまざまなメディアに出演して、病気や医療の問題について解説する
― 秋冬に発症する[男の冷え性]が危ない ―
『冷えた女は、ブスになる。』 「ブス」と「冷え」の関係 |
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