「トング、魚を焼く網」が動物たちの命を救う!? 珍獣クリニックで日用品が大活躍
―[あの商品の“意外な”使われ方]―
時として、決まりきった使用方法を無視して予想外の使い方をする人々がいる。果たしてこれらはイノベーションなのか、無謀な行為なのか? そんな「意外な使用方法」を集め、検証してみた。
◆珍獣クリニックで使われる意外なモノとは
衣装ケース、トング、紙皿、魚を焼く網……一見脈絡のないこれらが使われているのは、動物病院の診察現場なのだ。
「衣装ケースは、小さい動物や押さえるのが難しい動物に麻酔をかけるときに、魚を焼く網はハリネズミの爪を切るときに使います。トングはカメのレントゲンを撮るときに。当院には、犬や猫はもちろん、両生類や爬虫類など珍しいペットも来院します。犬や猫は治療の歴史が長いですからいろんな器具がありますが、珍しいペットの場合は、試行錯誤を繰り返し、手作りすることが多い。
ハリネズミの針が痛くて持てないなど、うまくいかないことが心にいつも引っ掛かっていて、『上からがダメなら下からでどうだ?』など想像力を膨らませて、魚を焼く網に乗せてみたらうまくいった。何か方法がないか“試しにやってみよう”を続けて、いいやり方を“発見”する感じです」(田園調布動物病院・田向健一院長)
※この特集は巷の声をもとに検証したものです、これらの使われ方を推奨するものでありません。
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