二流大学の就活生 facebookが一縷の望みと断言
―[ソー活で加速する残念な就職格差]―
今年の就活前線では、ソーシャルメディアを使った就活「ソー活」がブームになる! と言われている。さらに希望する業種にOBなどの人脈がいない学生にとって、ソー活は一筋の光明になっているとのこと。関西の某大学に通う武田賢介さん(仮名・3年生)も、そんな光明に縋る一人だ。
「勉強はしていなかったので一流大学は無理だけど、せめて就職率の高いところにしようと、今の大学に決めたんです。でも、いざ3年生になると、厳しい現実が待っていた。というのも、OBの就職先の多くは地元の町工場など。同級生もほとんどがそんな感じでした。そんな中、営業職志望の僕は学内でも浮いた存在でした」
OBという人脈もなければ、就職戦線を一緒に戦う戦友もいない。そんな彼に一縷の望みとなったのが、FBだった。
「FBならばOBがいない企業の人と直接アポが取れるうえに、他校の就活生とも繋がって、情報交換できる。うまく使ってミスマッチの壁を乗り越えたい」
現在は、FBを通じて開かれる企業説明会に積極的に通いながら、人事の人や他校の生徒と繫がり、意見や情報を交換しているという。「一歩ずつ前進できている」と胸を張る彼は、FBを使った就活に、俄然気合いが入っている。
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