この現状を救うためには、個人への継続的な現金給付「ベーシックインカム」の導入が必要だと本書の著者である井上智洋氏・小野盛司氏は主張する。 つまり、赤ちゃんからお年寄りまですべての国民に、無条件にお金を配るという政策だ。しかも特別定額給付金のように１回配ったきりではなく、継続して配る。 そしてその額は、小野盛司氏がシミュレーションした結果「年120万円までは十分可能」だという。 生活が苦しい人も、お金持ちも、中間所得層も、みんながより豊かになる。ほとんど誰も損をしない。しかも日本経済が復活する。そんな可能性を秘めているのがベーシックインカムだ。 しかし、財源はどうするのか？　将来世代が借金で苦しむのでは？　そんなにお金をもらうと働かなくなってしまうのでは？ そんな疑問に、二人の専門家がわかりやすく答える。 井上智洋 著 , 小野盛司 著 定価：1430円（本体1300円+税） 発売日：2021/01/21 ISBN：9784594087036 ※お詫びと訂正 『毎年120万円を配れば日本が幸せになる』初刷第1刷に誤りがありました（電子版は修正済みです）。 以下が正誤表となっております。 ご購入頂いた読者の皆様、及び関係者の皆様には、大変ご迷惑をおかけしております。 ここに深くお詫びし、訂正させていただきます。 ●33ページ下段の図タイトル （誤）世の中のお金の流れ （正）直接的財政ファイナンス（中央銀行の国債の直接引き受けによるヘリコプターマネー） ●56ページ2行目（2章中に複数あります） （誤）日経ＮＥＥＥＤＳ （正）日経ＮＥＥＤＳ ●58ページ6行目 （誤）名目ＧＤＰの実績のところに、二本線があります。実績（旧）のほうは最初のころ、２０１５年ぐらいまでこのデータを使っていたのです。 （正）名目ＧＤＰの実績は最初のころ、２０１５年ぐらいまではこれよりも低いデータを使っていたのです。 また、当該ページの修正データ（PDF）はダウンロードができ、データ保存及びプリントアウトが可能です。 読者の皆様には、ご不便、ご面倒をおかけいたしますこと、重ねてお詫び申し上げます。