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知り合いのヤクザから闇バイトの依頼を受けた55歳男性の末路。おとり捜査の餌食になり逮捕

 残忍かつ凶悪な手口で世間を震撼させている「闇バイト」の数々。実行犯は若者ばかりと思いきや、自覚の有無にかかわらず中高年も手を染めている。裏には、若者とは違う彼らならではのニーズがあった。

闇バイトと知りつつ安請け合いし囮捜査の餌食に

中高年[闇バイト]の実態

「今思うと600万円も入るようなサイズじゃなかった」と田中さん(写真は本人の証言をもとに再現)

 風俗店勤務を経て飲食業を営んでいた田中敏夫さん(55歳)は5年前のある日、風俗店時代に交友があった暴力団員から振り込め詐欺の受け子を依頼された。 「最初からヤバい仕事だとわかっていました。でも店のケツ持ちをしてくれてたのもあって、受け取るだけなら……と。後であんな大ごとになるとは思わなかったけどね」