当局も注目する[ポーカー違法賭博]の快進撃

大物たちが続々ハマった「バカラ」は衰退。 歌舞伎町の摘発でわかった地下カジノの最新情報 ◆「井川のバカラとは違うのか?」捜査員も驚いた「ポーカー賭博」摘発裏事情 当局は驚きの連続だったという―。警視庁組織犯罪対策4課は3月6日、賭博開張図利などの現行犯で、ポーカー店責任者、大島義教容疑者(35)と同店店員、小原亮一容疑者(33)、客10人を逮捕した。店名は「リアル」。昨年11月中旬ごろに開店し、客の賭け金の5%を場所代として徴収。一日あたり約20万円の売り上げがあったという。 護送のためのバス数台が旧コマ劇場前に横づけされた歌舞伎町での“大捕り物”に、各メディアの反応は「いつもの違法カジノか」と冷静だったが、フタを開けてみれば現金を賭けたポーカー賭博であった。実はポーカー賭博での摘発は過去に例がなく、現場の捜査員が困惑し、事実関係の把握に右往左往。「前代未聞の逮捕劇」だったというわけだ。
  • 表紙の人/

    桜田ひより
2012.03.26