ニッチ風俗[嬢と客の奇妙な関係]

体臭フェチか専門店から「女の顔を見ない」デリヘルまで  一時期、雨後のタケノコのように乱立した風俗店も厳しい規制や、客の奪い合いなどにより沙汰が進みつつある。そんななか、どの業者も生き残りをかけて頭を捻らせている。  苦境に立つ風俗業界にあって、変態やマニアに照準をあてたニッチ風俗店は、意外なことに数少ない活況を呈する店になっている。  ニッチ風俗のパイオニアである地雷風俗嬢専門店「鶯谷デッドボール」総監督はニッチ風俗嬢の魅力を語る。 「店側にしたら類似の少ないマニアックなプレイをウリにした機軸を打ち出すことで、客の掘り起こしができます。マニアは常連になりやすいので安定した経営も見込める。また、お客さんにとっても最初から、マニアックなプレイが内容に組み込まれているから満足度が高いんです。普通の風俗や彼女にはなかなか要求しづらい部分ですからね」  今回はそんなニッチ風俗の内情とともに、マニアックな性癖を満たすためにニッチ風俗に通う男性や、その欲求に応じ続けている女のコたちの心情にも迫った。
  • 表紙の人/

    横野すみれ
2013.09.23