『あたし達のこのキャラいい加減まずくない？』

あたしの友達優華が言った。

『やー、いまさらっちゃいまさらだよねー』

ご飯を口にしながらあたしは適当に返した。

前々から思ってた。

自分のキャラクターについて。

だれかれ構わず下ネタばっか話すし。

自分の男ネタ隠せないし。

よく言えば正直者。

でも悪く言えばただの変態とゆーか、バカとゆーか。

ちょっと真剣な優華にあたしも危機感を覚えなきゃいけないような気がした。

『自分でもわかってるんだけどねー。』

芸能人とかでもそうだけど、このキャラクターって結局おもしろがられるだけなんだよねー。

負け犬キャラ？みたいな？？

負けてるつもりねーし！

なんて強がりは何歳まで言えるのかしら。

結局あたし達二人は平日の誰もいないがらっとした居酒屋で

気づいたら下ネタで盛り上がっていつもと変わらなかった。

カウンターにいる店員さんと目が合うたびに笑われていることに気付く。

会話聞いて引かれてるんだろーなー。

でもそんなんすらどーでもよくて、

ってゆーか慣れてるから気にも止めない。

↑だからいけないんでしょ。

しばらくして店員さんがあたし達のとこにきて、

空のお皿を下げてくれた。

その時に店員さんが言った。

『何か飲まれます？おごりますよ！』

えっ？？

あなた(店員さん)あたし達の話聞いてドン引きしてたんじゃないの？？焦

ビックリしすぎて思わず

『だ、　だいじょうぶです』

なんて感じ悪げに断っちゃったよ。

だけどさ、やっぱりあたし達のキャラクターはアリなのかな？

ってまた勘違いしちゃってる自分がいたよねん♪