「犬のサイズ」をめぐる飼い主たちの自慢合戦――小型犬は小ささ自慢、大型犬は“飼えるオレ”自慢
空前のペットブーム。モンスターペアレンツならぬ、モンスター飼い主も現れる。“我が子”のかわいさを媒介に、犬&猫親たちが互いを格付けしあう、ペットの癒しとは対極にある現場をのぞいてみた
犬についての報告が多かった、サイズをめぐるマウンティング。
「トイプードル飼いの小ささ自慢は『小さいでしょ~?』と同意を求めてくるのは、ひたすらウザい」(35歳・アパレル)
同じような例が、チワワや豆柴などの小型犬でも見られた。
「ウチもトイプードルだが、公園でトイプードル連れのマダムと世間話をしたときのこと。『これだけ大きいといいですねー。ウチの子は小さいから体が弱くって』と言われ、『お前が小さいの選んでんだろ!』と思ったのは私の僻みか?」(32歳・主婦)
僻みかどうかはともかく、小ささへのこだわりは伝わってくる。
こうした傾向を快く思わない良識派はカウンターの立場として、一定数存在する。
「知人の犬好き男性はティーカッププードルに過剰に反応する。曰く、『そんな犬種はない。マーケティングの都合だ。病気のリスクもあるので褒められたものではない』。ティーカップの飼い主さんの前でもやったときは、さすがに気まずかったし、気の毒になった」(36歳・パート)
一方、大型犬の飼い主はマッチョな価値観をぶつけてくるらしい。
「同僚が一戸建て庭付きを買い、ラブラドールも飼いはじめた。そこまでは微笑ましかったのに、『家が広くないと小型犬しか飼えないよな~』の一言に嫌なものが透けて見えた」(37歳・SE)
「ボルゾイとかいう兵器っぽい大型犬を飼いはじめた友達。『ドッグランに連れて行くと、他の犬がビビる』と嬉しそうだった。なんだかなあ」(29歳・飲食店)
その友達はオラオラ系ということだろうか。そこも気になる。
― 愛犬&愛猫家たちの(爆)マウンティング事情 ―
小型犬の小ささ自慢。大型犬を飼えるオレ自慢【大型・小型】
『猫のおきて 手帖』 すべての猫好きに捧ぐ、感涙必至の物語 |
ハッシュタグ