宮澤佐江「これからはもらった愛を返していく!」 【卒業コンサートレポ】

 3月3日、4日に「みんな、泣くんじゃねえぞ。宮澤佐江卒業コンサートin日本ガイシホール」が行われ、その2日目にSKE48の宮澤佐江の卒業セレモニーが行われた。

 2日目開演前に行われた囲み取材で宮澤は「セットリストの75%は私の意見を取り入れてもらった。それだけでなく、衣装や演出についても関わらせてもらい、いろんなことに顔をつっこませてもらいました。演出をしてみたいという夢がAKB48グループに入ってからあったので最後に夢を叶えてもらえました」と思いを込めたコンサートであることを明かした。そんなコンサートの幕がいよいよあける。

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宮澤佐江卒業コンサート

宮澤佐江のために用意された最後のコンサートが始まる

 Overture明けの1曲目は今年AKB48グループリクエストアワーで1位になった「奇跡は間に合わない」。ソロで登場した宮澤の前にはファンがサイリウムで作り出したオレンジに染まるステージが用意されていた。「みんな泣くんじゃねえぞ」という宮澤の掛け声をキッカケに全メンバーが登場。いよいよ宮澤の卒業コンサートが始まったことを強く印象づけた。MC前最後の5曲目に歌った「僕の太陽」は明るく元気をモットーとしてきた宮澤佐江らしい選曲だった。

 オリジナル映像を挟んでの13曲目「Lost the way」からは宮澤をまじえてのユニット構成がスタート。同曲は宮澤が参加した女性ボーカルダンスユニットDiVAの楽曲で、斉藤真木子、佐藤すみれ、竹内舞、山内鈴蘭の4人と披露した。曲の登場の際には、SKE48のコンサートではめずらしい黄色い声援が会場を包む。14曲目では「君はペガサス」を同じチームSの矢方美紀、宮前杏実、東李苑と電飾の付いた光る衣装を纏い、歌い踊る。15曲目はchocolove from AKB48として宮澤がかつて歌った「明日は明日の君が生まれる」を古畑奈和、高柳明音と歌い上げる。この後、「初めてのジェリービーンズ」を大矢真那、後藤楽々、若手サポートメンバーたちと披露した。

「初めてのジェリービーンズ」が終わると赤ずきんを被った北川綾巴が登場。見事な棒読み演技で会場のファンをゾワゾワさせると狼に扮した宮澤が表れ「狼とプライド」をふたりで歌う流れに。曲後、今度は松井珠理奈が登場し、「TWO ROSE」をふたりで歌い会場を沸かせた。19曲目の「掌」では宮澤は手話をまじえながらの歌唱。全てのメンバーと同セクションを締めくくった。

  21曲目の「UZA」や22曲目の「ビバ!ハリケーン」では、ダンスで見せ場を作り、24曲目からの「RESET」(チームS)、「言い訳Maybe」(チームKII)、「夕陽を見ているか?」(チームE)をそれぞれのチームメンバーと披露した宮澤。その後、28曲目にSKE48としては初の選抜となった「不器用太陽」を歌唱。全体でのシングル曲、ドキュメンタリー映画の主題歌にもなった「僕は知っている」、「今日までのこと、これからのこと」で本編は終了。途中、目から水が流れることもあったが、本人いわく「そういう装置が付いているので泣いてない」ということで終止涙なく笑顔溢れる本編となった。

 アンコールでは「佐江ちゃんコール」が会場からわき起こる。ひまわり畑と青空をイメージし、ファンが協力し、アリーナは黄色、スタンドは青色のサイリウムで埋め尽くされた。

 アンコール1曲目には「アイシテラブル!」。宮澤はトロッコでスタンド席に登場。ステージを遠くから見守ったファンたちのできる限り近くへ行きパフォーマンスをした。すると、思わず涙が溢れる。「泣くんじゃねえぞ」とコンサートタイトルに掲げて泣かないことを決意していた彼女だが、サイリウムの演出に気づき我慢しきれなかったようだ。しかし、すぐに立て直し、続く「1!2!3!4!ヨロシク!」では笑顔を取り戻していた。

 その後、卒業へ向けた特別な映像を挟み、宮澤が登場。彼女の卒業ソングとなる「旅の途中」を全てのメンバーを交えて初披露した。最後は涙ぐむ姿も見せた。宮澤からのファン・スタッフ・メンバー・家族にメッセージを送る。そして、最後に「ファンのみなさんにも愛を返せていないので、この場所から一歩踏み出したときから、しっかり愛を返せるよう、時間はかかっちゃうかもしれないけど応援し続けてくれると嬉しいなと思います」と思いを伝えた。

「旅の途中」を歌う宮澤佐江とメンバーたち

 そして、宮澤佐江をまじえた最後の曲はチームKの公演曲「約束よ」。コンサート前に宮澤は「AKB48に入った当初、スタッフさんにステージ上では涙を流すなと言われていたんです。それにも関わらず、当時チームKとして初めて『青春ガールズ』公演をいただいて、何回かやっていたんですけど、初めてチームKが満員になった日かに、いままではステージ上で泣かないように頑張ってきたのに(この曲を歌っているときに)初めて泣いてしまって思い出に残っていた。自分が卒業を意識するたびに、この場所を離れていく際にピッタリな歌詞だなって感じていました。私はゲンキングとして10年間頑張ってきたので元気な明るい歌で、歌詞がちょっと切ないけど前向きな歌詞で自分を表してくれている歌のような気がしたので選びました」と込めた思いを明かしている。

 曲中、会場に流れたテロップは宮澤の直筆の文字を使用。ステージにメンバーが並び作った花道をゆっくりと歩き、ひとりひとりへ思いを伝えながら最後まで明るく前向きに自分の言葉で思いを伝えステージを去っていった。

 その後、新キャプテン(斉藤真木子)・リーダー(チームS矢方美紀)・副リーダー(チームS松本慈子、チームE福士奈央)のサプライズ発表もあり、心機一転歩み出すSKE48メンバーたちは、最後は会場全体にメンバーが散り散りになり、ファンと一体となり「仲間の歌」を歌った。曲終わりにはステージ上にメンバーがいないという型破りなフィナーレで改めてファンとの結束を強めた。

 宮澤のSKE48としての活動は3月31日まで。彼女の卒業後、新たな体制のもと新キャプテン斉藤真木子やエース松井珠理奈を中心にSKE48としての歩みを止めず進化していってほしい。

●4日のセットリスト
Overture
1、奇跡は間に合わない
2、コケティッシュ渋滞中
3、ごめんね、SUMMER
4、バンザイVeuns
5、僕の太陽
6、チャイムはLOVE SONG
7、ウイニングボール
8、消せない炎
9、キスだって左利き
10、望遠鏡のない展望台
11、ピノキオ軍
12、Gonna Jump
MC+映像
13、Lost the way
14、君はペガサス
15、明日は明日の君が生まれる
16、初めてのジェリービーンズ
17、狼とプライド
18、TWO ROSE
19、掌
MC
20、Escape~世界が泣いているなら
21、UZA
22、ビバ!ハリケーン
23、BINGO!
24、RESET
25、言い訳Maybe
26、夕陽を見ているか?
MC
27、チキンLINE
28、不器用太陽
29、パレオはエメラルド
30、賛成カワイイ!
31.オキドキ
32、僕は知っている
33.今日までのこと、これからのこと

アンコール
EN1、アイシテラブル!
EN2、1!2!3!4!ヨロシク!
映像
EN3、旅の途中
MC
EN4、約束よ
MC、サプライズ
EN5、仲間の歌

⇒【写真】はコチラ「3日・4日のステージの様子」 http://nikkan-spa.jp/?attachment_id=1067827
<取材・文/ヤスオ 写真提供/AKS>

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