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現役の週刊誌記者が暴露「スクープはこうして撮る」――張り込み、尾行、事務所にスパイを送り込み…etc.

 年明けのベッキーの不倫騒動に始まり、タレントの経歴詐称や政治家の汚職疑惑など、連日さまざまな日本を騒がす「スクープ」が生まれている。そんなスクープの裏で、週刊誌の記者たちはどのような取材活動をしているのか?普段は到底知ることのできないその裏側を、第一線で活躍する現役週刊誌記者らに語り合ってもらった。 現役週刊誌記者が暴露する「日本を騒がせたあのスクープ」の舞台裏●座談会参加者● A記者……写真週刊誌の芸能・事件班。張り込みや情報収集のための聞き込み取材を得意とし、これまでの最長張り込み時間は、真冬の路上で過ごした18時間 B記者……事件や政治ネタを中心に扱う週刊誌記者。人当たりのいい雰囲気と柔らかな物腰が特徴だが、対象者に直撃する際の鋭い切り口と視点には定評がある C記者……写真週刊誌の元芸能記者。果敢に攻める潜入取材や、フットワークの軽さを武器に、数々の芸能人の不倫ネタや熱愛スクープをものにしてきた D記者……この道15年以上のベテラン女性週刊誌記者。その敏腕ぶりで、多くの週刊誌を渡り歩き、数えきれないほどの修羅場を乗り越えてきた強者 ================= ――まず、スクープのきっかけになる“ネタ”はどこで集めてくるんですか? B記者:テレビや新聞などマスコミ関係者を接待して情報を仕入れることも多いけど、やっぱり基本は“足”ですよね。芸能人行きつけの店や、打ち上げ終わりを狙って張り込んだり。 C記者:休日で街をブラブラしていても、気になる芸能人の車を見つけたらなんとなく追いかけてみるとか。送迎用の事務所の車や、芸能人が個人で乗ってる車の車種や色、ナンバーは大体100台分近く覚えてますし。 A記者:もう癖なのかすれ違った瞬間にわかりますよね。新人の頃、張り込み中に一緒に組んでるカメラマンから「今通った車、どこの誰のかわかってるよな?」ってよくテストされて。答えられないと「てめえどこ見てんだよ!」って、カメラでドツかれましたよ。 D記者:芸能班の記者なら「大体50台分くらいは即座に答えられて当然」っていう暗黙のルールがありますよね。
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張り込み&追跡専門の大学生アルバイトも
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週刊SCOOP!

映画には一瞬しか出てこない「【静】と【野火】が追いかけた衝撃のスクープ記事」を、袋とじ企画として独占掲載


SCOOP!

『バクマン。』の大根仁監督・脚本、福山雅治主演によるカメラマンと記者の物語。

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