上京した風俗嬢 その日のメシ代すらも危うい毎日に
風俗歴10年、咥えた男根の数と反比例するように生活は困窮していく。計算すれば、バイトよりも低い月収にげんなりするも、足を洗えない風俗嬢は多い。彼女たちはなぜ、貧しくても風俗を続けるのか? 貧窮問答歌に耳を傾けてみた。
デリヘル【東京】
上京して高みを目指した風俗嬢はその日のメシ代すらも危うい毎日に
●風俗歴 10年
●ソープ以外は一通り
●経験平均月収 15万円
フーゾク業界は体を駆使する対価として「高給」や「自由」が保障されてきた。この保障は女の特権として男から羨ましがられたりするのだが、「売れない風俗嬢ほど哀れなものはない。できればフツーの生活がしたい」とやりきれない現状を嘆くのは、鶯谷デッドボールで働く馬場さん(29歳)だ。
彼女が業界入りしたのは、茨城のピンサロで18歳のときだ。
「その頃は景気もイイし、若くて痩せてたし、一日2万5000円くらい稼げた。Hも好きだし、毎日遊んで暮らしてました」
そこで馬場さんは高みを目指し上京。しかしそれが転落の始まりだった。ヘルスやピンサロを転々とする売れない日々が続き家賃も払えぬほど困窮、早い話が彼女のルックスでは通用しなかったのだ。
寂しさのあまり、言いよってきた男に身を委ねたのが運のツキ。150万円もの補正下着を買わされ、そのローンを体で払えと男の車で寝泊まりしながら出会い系で客を募り援交をさせられる日々。毎日「なぜ体まで売ってるのに人並みの生活ができないんだろう」と自問自答していたという。結局、ローンを払い終え、男から逃げるように寮付きのデリヘルへ。現在はアパート暮らしをしているが、明日の食費もままならないという。
「本当はフツーの仕事をしたいけど規則正しい生活が苦手で……。それにフツーの仕事の給料は1か月後。その間どうすれば……」
誰からも借りられないとなるとフーゾクしかない。だから抜けられないと彼女は肩を落とす。
「でも、援交よりマシです。お店に守られている安心があるから」
身につまされる現実に、股間を熱くさせるヒマもなかった。
【馬場さん】
極貧風俗嬢の馬場さんと遊んでみたい勇気のある方は、地雷風俗嬢専門デリヘル「鶯谷デッドボール」まで。
電:03-3876-6646
http://www.deadball.biz/index.html
― 下流風俗嬢がそれでも仕事を続けるワケ【1】 ―
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