「2016年、日経平均は3万円!」は本当か?
「多くの人にとって2012年秋からの円安・株高はアベノミクスによって引き起こされたという印象があるのではないでしょうか」
日本株スーパーサイクル投資』(扶桑社刊)は、過去に起きた事例、エリオット分析とは?、成功と失敗を交えた実践取引例など、株に興味がある人なら誰もが見逃せない内容が満載だ。
まさに今年は、2016年に向けての前段階。これからの大きな転機に向けて、動き出すなら今しかない。
【宮田直彦氏】
三菱UFJモルガン・スタンレー証券エクイティリサーチ部チーフ・テクニカルアナリスト。海外での公演も豊富な日本を代表するエリオット分析の第一人者。2014年日経ヴェリタス市場分析アナリスト第3位。著書に『日本テクニカル分析大全』(共著・日本経済新聞社)、『FXドリームチームが教える為替の鉄則』(共著・扶桑社刊)がある
<文/日刊SPA!取材班>
もちろん、それは間違いではない。しかし、安倍政権が誕生する2年以上も前にこの予想をしていたというのは、三菱UFJモルガン・スタンレー証券のテクニカル・アナリスト宮田直彦氏。金融のプロが選ぶアナリストランキングではトップ3の常連で、2013年5月23日の日本株暴落も的中させた相場分析のプロだ。宮田氏が言うには、この2年間の円安・株高は起こるべくして起こったという。
なぜそのようなことがわかるのか?
その理由は、宮田氏が得意とするテニクニカル分析のひとつ「エリオット波動」から導かれたものだという。まず、長期的に歴史を振り返ると、今にいたるまで同じようなことが繰り返されているのがわかる。それにより、予測が可能になる。
エリオット波動とは、20世紀初頭に生まれた相場の波を分析する理論のこと。強気相場と弱気相場の組み合わせ、というのが簡単な説明だ。つまり、繰り返された歴史などを元にすると、現在は強気相場を示唆していることがわかる、というのが宮田氏の分析である。
とはいえ、2014年はまだ様子見。これから株高が本格化するのは、2016年。現在1万4000円割れの日経平均が3万円にまで上昇するという。
日本株はこれからが目が離せないところ。本日発売の宮田氏の著書『
『日本株スーパーサイクル投資』 エリオット波動で相場は読める! |
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